歌手キム・スチャンの母親が「離婚した前夫が息子の前途を阻んでいる」と主張し波紋が広がっているなかで、前夫=キム・スチャンの父親が反論した。
【画像】キム・スチャンの母親「夫の暴力ひどく、逃げるように離婚」
9月5日、韓国メディア『THE FACT』とのインタビューを通じて、キム・スチャンの父親は「現状については十分に理解している。本当に驚きで言葉が出ない。なぜ突然、放送であのような話をしたのか、理解できない。私を悪魔のような悪人に仕立て上げたが、3人の子供の父親として、どうしてそんなことができようか」と悔しさを吐露した。
彼は「もちろん一部の内容は事実だが、実際よりも話が誇張されており、表現も過度だったと思う。スチャンが自分のことと明かしたため、事態が手に負えなくなってしまった」と話した。
さらにキム・スチャン側が警察に母親の身辺保護を依頼したことについては、「スチャンの母親が住んでいる場所はもちろん、電話番号も知らない」とし、「スチャンとも連絡が途絶えて久しい。だからオーバーだと言っているのだ。良かれ悪しかれ、一時は夫婦であり、3人の子供の父親だったが、突然放送に出演して『悪魔の夫』や『無法者の父親』に仕立て上げられた」と述べた。
キム・スチャンの父親は「周囲からは事実と異なる内容を正すべきと言われているが、悩んでいる。子供たちのことを考えれば、まったく無関係な他人ではないのだから、どちらかが我慢して収めたほうが静かになるのではないかと思う。納得できない部分が一つや二つではない。息子の名前で借金をしたと言われているが、それは子供たちの学費のためであり、そのお金を個人的に使ったことはない」と弁明した。
先立って9月2日、悩み相談番組『何でも聞いて菩薩』(原題、KBS Joy)には、現役歌手の実母だと明らかにした女性が出演し、「離婚して14年になったが、前夫がしきりに虚偽事実を流布し息子の前途を阻んでいる」と打ち明けた。
彼女は「息子がバラエティに出演する際、地位のある人に電話して出演を阻んだ。息子を背徳者だという虚偽事実を流布し、私が所属事務所の社長に身体を売って契約を進めたとまで言い、企画会社の代表のふりをすることもあった。活動費の名目で、息子の名前でローンを組んだこともあった」と話し、衝撃を与えた。
その放送後、キム・スチャンは自分のファンカフェを通じて、その女性が自分の母親であることを明らかにした。
キム・スチャンは「だが、事実は無視したからといって消えるのではなく、父親による被害者が現在進行形で生まれることを防がなければならないので、皆さんに一番先にこの内容を共有する」とし、「今日『何でも聞いて菩薩』の最後に出てきた出演者は私の母親であり、私の話だ」と伝えた。
キム・スチャンの悲しい“家庭史”が注目を集めると、キム・スチャンの所属事務所Hyunjaeエンターテインメントは9月4日、「キム・スチャンの母親が放送で話した内容は事実確認がすべてなされた」とし、「放送で扱わなかったキム・スチャンと母親に対する虚偽事実および名誉毀損に関する大量の証拠を確保しておいた。放送後、警察に母親の身辺保護要請も進行した状態」と伝えた。
はたしてキム・スチャン側と父親側のどちらが真実を語っているか。キム・スチャンの家族に多くの関心が集まっている。
◇キム・スチャン プロフィール
1994年11月18日生まれ。2012年5月にアルバム『Audition』でデビュー。2020年のオーディション番組『ミスター・トロット』(TV朝鮮)で、高い実力を見せて最終順位10位を記録しながら、大きく知名度を上げた。2021年6月、当時の所属事務所から報酬を適切にもらっていないため生活ができず、兵役につくしかなかったと伝えて大きな話題に。後にこの葛藤は解消された。バラエティ番組などにも出演多数。
■「ママ、ごめん…」残ったのは借金だけ、生活できず兵役についたキム・スチャンが暴露
前へ
次へ