俳優のユ・アインが麻薬常習投薬の容疑で実刑判決を言い渡されたなかで、彼が出演した作品の公開がさらに不透明になった。
「罪質が不良で社会的な影響力を利用して罪を犯した」という裁判所の判断が出たため、まだ公開されていない彼の作品を見ることは難しいと見られる。
Netflixは9月3日、本紙『スポーツソウル』に「ユ・アインが出演した映画『スンブ:二人の棋士』の公開については、まだ決まったことがない。暫定保留の状態だ。従来の立場と同じ。契約と関連した詳細事項を公開的に申し上げることが難しい点、ご了承願う」と明らかにした。
『スンブ』は師匠と弟子であり、ライバルでもあった韓国囲碁界伝説の2人、チョ・フンヒョン(演者イ・ビョンホン)とイ・チャンホ(演者ユ・アイン)の、避けられない“勝負”を描いた作品。名優イ・ビョンホンと演技派ユ・アインの初共演作ということで、大きな注目を集めた。
また別の出演作『ハイファイブ』(原題)の配給会社NEWも、これまでの立場と同じく、状況の流れなどを注視していると知られた。
ユ・アインが1審で実刑となり、法廷拘束までされ、これらの作品を早いうちに見ることは難しいという見方が支配的だ。
なお同日、ソウル中央地裁・刑事合議25部(チ・グィヨン部長判事)は、麻薬類管理法違反、大麻喫煙および教唆、証拠隠滅教唆などの容疑で在宅起訴されたユ・アインの1審判決公判で、懲役1年と罰金200万ウォン(約20蔓延)を言い渡した。
先立って検察は、7月24日の結審公判でユ・アインに懲役4年、罰金200万ウォン、追徴金154万ウォンを求刑していた。
ユ・アインは2020年9月から2022年3月まで、ソウル一帯の病院で美容施術目的の睡眠麻酔を口実に181回にわたって医療用プロポフォールなどを常習投薬した疑いで2023年10月に起訴された。
また、2021年5月から2022年8月まで44回にわたり、他人の名義で2種類の睡眠薬1100錠余りを不法処方されて購入した疑惑も受けている。
◇ユ・アイン プロフィール
1986年10月6日生まれ。本名オム・ホンシク、韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名に。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演した。
■【写真】「見てられない」イ・ビョンホン夫婦の“キスショット”
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