女優キム・テリが最優秀演技者賞を受賞した。
9月2日に行われた「第51回韓国放送大賞」に参加したキム・テリが、ドラマ『悪鬼』で最優秀演技者賞を受賞した。
「韓国放送大賞」は毎年9月3日、放送の日を記念して開催される国内初の放送授賞式で、地上波放送の公益的価値を伝え、放送の発展に寄与した作品と放送人を選定する。
『悪鬼』で、厳しい環境でも希望を抱いて生きる公務員を目指すサンヨンを演じたキム・テリ。悪鬼に徐々に蚕食されていく姿を声のトーンや目つき、温度などのディテールな表現で躍動的に描き出し、視聴者を魅了した。 特に、サンヨンと悪鬼を行き来する完璧な1人2役を披露し、圧倒的な演技力を証明した。
キム・テリは、受賞後「ドラマの中の人物はいつも質問を投げかけてくるようだ。どうやって生きていくのか。私が『悪鬼』で演じたサンヨンは、屈せずに再び立ち上がる人物だ。そんなサンヨンを生み、演技できるようにしてくれたすべての製作陣の方々とスタッフの方々にとても感謝している」と受賞の栄光を分かち合った。
続けて「蒸し暑い夏が過ぎていくが、あまりにも重くて気が狂いそうな人生を生きていくすべての方々に、涼しくて心地の良い風が必ず吹いてくると信じて疑わない」という感想で締めくくった。
そんなキム・テリは新ドラマ『チョンニョン』を通じてお茶の間に帰ってくる。
人気ウェブトゥーンが原作の新ドラマ『チョンニョン』は、1950年代の戦争直後の韓国を舞台に、生まれつき天才的な声音を持つ少女チョンニョンが女性国劇団で成長していく姿を描く。
10月12日に初放送を控え、『チョンニョン』を通じて、キム・テリがどんな姿で帰ってくるのか一層待ち遠しい。
◇キム・テリ プロフィール
1990年4月24日生まれ。アナウンサーを夢見て新聞放送学科に入学するも、大学の演劇サークルがきっかけで女優を志す。2016年の映画『お嬢さん』で正式なスクリーンデビューを果たし、一躍脚光を浴びた。その後、映画『ムニョン』『1987、ある闘いの真実』『リトル・フォレスト 春夏秋冬』などに出演。2018年、俳優イ・ビョンホン主演の『ミスター・サンシャイン』でドラマ初出演＆初主演を果たす。ドラマ『二十五、二十一』では女子高生役を熱演するなど、高い演技力が評価されている。
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