登録者100万人の韓国ユーチューバー「スダク」の誘拐事件で、波紋が広がっている。
容疑者の母親による発言に怒りの声が上がっているのだ。
1月17日に韓国で放送された時事調査番組SBS『それが知りたい』では、スダクの誘拐・殺人未遂事件が取り上げられた。
番組によると、スダクは昨年10月、中古車ディーラーのA氏に高級SUVの契約金2億ウォン(約2000万円)などを返すよう要求したという。A氏は「返す」として、仁川・松島にあるスダクの高級マンションの地下駐車場を訪れた。
A氏に会うため駐車場へ降りたスダクは、A氏の車の後部座席に共犯者である職業軍人出身のB氏が、黒い帽子とマスク、軍手を着けて身を潜めているのを発見した。
スダクがすぐに警察へ通報すると、容疑者らはスダクの首を絞め、野球バットで全身を殴打したうえで、無理やり車に乗せて駐車場から連れ去った。彼らは忠清南道・錦山へ向かい、移動中も暴行を加え続けたという。スダクは警察の追跡の末、4時間後に救出され、A氏とB氏は現行犯で逮捕された。
今回、『それが知りたい』の取材に応じたA氏の母親は「被害者(スダク)が(A氏を)見た瞬間、警察へ通報したそうだ。それで(A氏が)戸惑ったと聞いた」と話し、息子をかばう発言をした。
番組スタッフが「バットで暴行する場面が撮影されている」と問うと、母親は「野球バットと呼ぶようなものではない。小学生の時に持ち歩いていたものだ」と反論。さらに「証拠がないから、うちの息子が言った通りに伝えると、C氏が先にやろうと言い出した。金を奪い、誘拐しようという計画はすべてC氏が立てた」と訴えた。
そのうえで「うちの息子は、誰かにひどい暴力を振るうような、そんな悪辣な子ではない。私が育ててきた限り、自分のものでも求められたら出す子で、誰かに危害を加える子ではない」と擁護した。
一方で、こうした主張とは異なり、仁川地検刑事2部は昨年11月21日、A氏とB氏を強盗殺人未遂および共同監禁の容疑で逮捕・起訴し、同年12月2日にはC氏も追加で起訴している。
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