去る12月6日、ボーイズグループBTSのRMがファンプラットフォームWeverseの生配信を通じて、これまで明らかにできなかったグループ内の悩みと自身の限界を率直に打ち明け、ファンの関心を集めている。
12月5日、BTSのJUNG KOOKとガールズグループaespaのウィンターの熱愛説が浮上した後、RMが初めてファンの前に登場しただけに、彼の発言はより大きな意味を持って解釈されている。
RMは配信の序盤、「周りにARMY(BTSのファンネーム)がいるので、何かあれば送ってくれる。ただ、配信では言葉に気を付けたい」と話した。
続けて、「何か起きたら、自分は釈明できる人ではない。この仕事は、その裏側をすべて語ることはできない。グループを代表することもできない。自分はただ1人の人間に過ぎない」と強調した。
また、彼は「以前はグループのために前に立ったが、今は全メンバーがそれぞれ確立された自己があり、それぞれの性向がある」として、「自分がメンバーたちをどうにかしなければならないということはない」と話した。
特にRMは、BTSの存続を巡って揺らぐ瞬間があったと告白した。彼は、「グループが中断される状況に置かれたことも多かった。『そしたらグループは解散した方が良いのだろうか。中断した方が良いのだろうか』そう何万回も悩んだ。それでも一緒に活動していることがありがたい」と吐露した。
加えて、「なぜ下半期を何もせずに過ごしたのかと聞かれるが、我々も無駄にしたくなかった。しかし、申し上げられないことがある」と理由を明らかにできない複雑な事情を示唆した。
これとともに、RMはBTSの今後の活動について、「アルバムはほとんど完成に近づいていて、練習も毎日している」と朗報を伝えた。ただし、「事務所は上場企業で、外部に知られてはならない事項が多いため、勝手に発表することはできない」と説明した。
最後に、RMは「自分も人間なのでミスもするだろうし、皆さんが期待しているほど満足させることができないときもあるだろう」として、「皆悩みは多いが、結局次に進まなければならない」とファンへのメッセージを残した。
JUNG KOOKの熱愛説直後にされたRMの率直な発言は、ファンの間で「BTSの現実的な悩みと責任感が感じられる」「解散まで考えるとは思わなかった」といった反応を集めている。
◇RM プロフィール
1994年9月12日生まれ。本名キム・ナムジュン。2013年6月にBTSとしてデビュー。グループ内ではリーダーとメインラッパーを担当しており、英語が堪能な頭脳派でもある。BTSメンバーの中で最初にBig Hitエンターテインメントに加入したのがRMで、事務所代表のパン・シヒョクはBTSのデビューの経緯について「RMのような子はデビューさせなければいけないと思った。BTSを作ったきっかけは彼だ」とコメントしている。最年少メンバーのJUNG KOOKも「事務所見学の際にRMのラップに惹かれて事務所に入った」と明かしており、実力とカリスマ性を兼ねそなえた人物といえる。兵役のため2023年12月に入隊。2025年6月10日に除隊した。
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