日本代表DF伊藤洋輝(25)のバイエルン・ミュンヘン移籍報道に韓国も注目している。
ドイツメディア『ビルト』が6月13日(日本時間)までに報じたところによると、シュトゥットガルトに所属する伊藤のバイエルン移籍が間近だという。
同メディアは、バイエルンが伊藤の契約解除金3000万ユーロ(日本円=約50億8000万円)を支払ったと伝えている。
1999年5月生まれの伊藤は、ジュビロ磐田ユースを経てトップチームに昇格した後、2021年6月にシュトゥットガルトへレンタル移籍し、2022年5月の完全移籍加入を経て現在まで欧州の舞台で活躍してきた。
身長188cmで左利きとし、センターバックとサイドバックの両方をこなせる選手だ。
一方、バイエルンに所属する韓国代表DFキム・ミンジェ(27)は、加入1年目の2023-2024シーズンは主に左CBでプレーした。
伊藤はキム・ミンジェのパートナーになることも、潜在的なライバルになることもできる。
キム・ミンジェが右CBに移れば、韓日を代表するDF2人がバイエルンというメガクラブの最終ラインを担う構図が完成する。
もっとも、バイエルンの最終ライン改編はこれからが始まりだ。
ドイツメディア『スカイスポーツ』によると、バイエルンは伊藤のほか、バイエル・レバークーゼン無敗優勝の立役者であるドイツ代表DFヨナタン・ター(28)獲得のため、水面下で交渉を続けている。選手、クラブと交渉しながら、獲得を進めているという。
バイエルンの構想通り、伊藤とターの両方を獲得できれば、既存の選手は整理するのが自然だ。
その対象は、オランダ代表DFマタイス・デ・リフト(24)、フランス代表DFダヨ・ウパメカノ(25)になる見通しだ。
デ・リフトの場合、ヴァンサン・コンパニ新監督の“刷新リスト”に含まれていることが報じられている。
『スカイスポーツ』が13日に報じたところによると、バイエルンはデ・リフトに続きウパメカノの移籍も許可するという内部方針を立てたようだ。
コンパニ監督はウパメカノを好んでいるものの、適切なオファーが届けば移籍を阻止するつもりはないという。
自身も現役時代、ワールドクラスのセンターバックとして活躍したコンパニ監督は、バイエルンのDFラインの再編を最優先課題に据えたものと見られる。
この過程で、キム・ミンジェがチームを離れるという報道はほとんどない。
デ・リフトやウパメカノと異なり、コンパニ監督はキム・ミンジェを来季の主力DFとして起用する可能性が高いようだ。
前へ
次へ