女子バレー韓国代表がFIVBバレーボールネーションズリーグ(VNL)2連勝に失敗した。
フェルナンド・モラレス監督率いる韓国は5月30日(日本時間)、米テキサス州アーリントンで行われたVNL第2週の初戦で、ブルガリアにセットカウント2-3(23-25、25-20、26-24、21-25、13-15)で敗れた。
韓国は去る20日、ブラジル・リオデジャネイロ開催の第1週最終戦ではタイにセットカウント3-1で勝利し、2021年6月15日のカナダ戦以来約3年ぶりであり、31試合ぶりにVNLで勝利。2021年から続いた“30連敗”の不名誉な記録をようやくストップさせた。
そして今回、戦いの場をアメリカに移した第2週の初戦で、ここまで未勝利だったブルガリア相手に2連勝を狙ったが、初勝利の勢いを続けることができなかった。
タイ戦勝利で世界ランキングを40位から37位まで引き上げた韓国は、ブルガリア戦敗北によって順位を1ランクダウンの38位に下げた。第1週で日本にストレート負けしていたブルガリアは、最新順位を21位としている。
収穫はアタックの多角化だ。韓国は5人の選手が二桁得点をマークした。
カン・ソフィ(26)が23得点でチーム最多を記録し、ミドルブロッカーのイ・ダヒョン(22)がブロック4回含む17得点、キャプテンのパク・ジョンア(31)が16得点、チョン・ジユン(23)が12得点、イ・ジュア(23)が11得点を挙げた。
第1セット序盤は中央から積極的にアタックし、リードを得た韓国だったが、ブルガリアも凡ミスを突く手堅い攻めですぐに同点に追いついた。セット後半も薄氷の勝負を繰り広げた韓国だが、凡ミスもあって連続失点を喫し、相手にセットを奪われた。
第2セットは韓国が盛り返した。セッターのキム・ダイン(25)などで連続得点を挙げると、17-17の状況ではチョン・ジユンとイ・ダヒョンのアタックが連続で成功し、2点差のリードを得た。セット後半の20点台も連続得点を挙げ、勝負を振り出しに戻した。
しかし、フルセットの接戦の末、勝利を挙げることはできなかった。
それでも勝ち点1を得た韓国は、今大会を1勝4敗の勝ち点4とし全体16カ国中の11位につけた。
なお、5月31日に行われる次戦は、2021年東京五輪で韓国をベスト4に導いたステファノ・ラバリニ監督率いるポーランドを迎え撃つ。
世界ランキング3位のポーランドは今大会、日本にセットカウント3-0でストレート勝ちするなど5戦全勝としており、勝ち点15で全体16カ国中1位を走っている。
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