SHINeeのミンホが韓国プロサッカーKリーグ2(2部)の試合を訪れ、1万人超の観客を沸かせた。
4月7日、清州(チョンジュ)総合競技場で行われたKリーグ2第5節の忠北清州(チュンブク・チョンジュ)FC対水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスの試合は、アウェイチームの水原三星が1-0で勝利した。
ホームチームの忠北清州は昨季まで1部にいたい水原三星相手に健闘したが、後半アディショナルタイムの失点で惜しくも敗れた。
残念な結果ではあるものの、会場はいつも以上の熱気に包まれていた。
この日、清州総合競技場には10907人の観客が訪れ、忠北清州のクラブ史上最多観客数を記録した。このうち、有料観客は10635人に達した。2023年シーズンのホーム開幕戦で動員した7035人を軽く越えた。
遠征に訪れた水原三星ファン・サポーターがアウェイ席2200席を早々に完売させたなか、ホーム忠北清州の応援席にはチェ・ユンギョム監督の息子であるミンホが登場し、ファン・サポーターを熱狂させた。
ミンホは90分間、サポーター席で「コールリーダー」としてメガホン片手に声を張り上げ、忠北清州の応援をリードした。
前身の「清州FC」として2002年に創設され、2022年まではアマチュアやセミプロで活動し、2023年から現名称でプロリーグに参戦した忠北清州。クラブ関係者だけでなくファン・サポーターたちも、史上最多の観客が会場を埋め尽くすと予想していなかった。
ミンホとともに応援を繰り広げたのは、忠北清州のサポーター集団「ULTRAS NNN」だった。彼らを中心に、会場には絶えず忠北清州の応援歌が鳴り響いた。アウェイ席を埋め尽くした水原三星サポーターに負けることはできないという強い意志の表れだった。
ULTRAS NNNは清州FC創設よりも前の1999年に「S&P」という名称で誕生した、忠清北道(チュンチョン・ブクド)と清州のサッカーファンによる集合体だ。
当時、Kリーグのチームが存在しなかった同地域にプロチームが誕生することを期待する思いから作られた。
その後、忠北清州のプロ参戦に伴い改称した「ULTRAS NNN」という名称も、サポーター集団誕生年の1999年の英語表記「Nineteen Ninety-Nine」の頭文字から取ったものだ。
そんなULTRAS NNNの情熱的な応援は、忠北清州のホームを訪れたファンたちに強烈に刻まれた。同日、会場に訪れたサッカーファンは予想より多かった観客数について問われると、「(サポーターの熱気に)数字が合わなければならないので」と短く答えていた。
忠北清州のファン・サポーターたちは、試合終盤の失点後も諦めずに声援を送った。試合終了直後も、ファン・サポーターたちは選手に労いの声を送っていた。
チェ・ユンギョム監督は「多くの観客が来ていただいたことにとても感謝している。良い結果で応えたかったが、そうすることができず申し訳ない。水曜日の金浦FC戦もたくさん来ていただき、応援してくだされば、今日の試合のように最善を尽くす姿をお見せしたい」と伝えた。
キャプテンのDFイ・ハンセム(34)も「会場を訪ねてくださったファンに本当に感謝しているし、申し訳なく思う」とし、「キャプテンとして、多くのファンの方々に良いパフォーマンスを見せ、良い結果をもたらしたかったが、最後に自分の安逸なプレーで失点することになり、ファンに対し本当に申し訳ない。次のホームゲームでは必ず勝利で恩返ししたい」と話していた。
(記事提供=OSEN)
◇ミンホ プロフィール
1991年12月9日生まれ。本名チェ・ミンホ。2008年にSHINeeのメンバーとしてデビューした。グループ内ではメインラッパーとボーカルを担当しており、俳優としても活躍。『メディカルトップチーム』『花郎<ファラン>』『ユミの細胞たち』といったドラマに出演し、アーティストにとどまらない人気を博している。実父はプロサッカーKリーグ2の忠北清州FCを率いるチェ・ユンギョム監督。ミンホ自身も芸能界屈指の万能スポーツマンとして知られ、K-POPアイドルが各種スポーツで競う類のバラエティ番組では毎回圧倒的な存在感を放っている。
前へ
次へ