「平凡な日常に感謝」中国で拘束された元韓国代表、10カ月ぶり釈放に心からの安堵 SNSで心境綴る

「平凡な日常を享受できることに感謝…忘れずに関心を持ってくださって感謝する」

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韓国サッカー協会(KFA)は3月25日、中国公安に連行され拘禁中だった元サッカー韓国代表MFソン・ジュンホ(31)が解放され、同日午後に仁川(インチョン)国際空港を通じて帰国したことを確認したと明らかにした。

韓国政府・外交部も同日、ソン・ジュンホの帰国を伝えた。実に10カ月ぶりの韓国帰国だ。

ソン・ジュンホは中国スーパーリーグの山東泰山に所属していた昨年5月12日、海虹橋国際空港から出国して家族で韓国に帰国しようとした際に連行され、刑事拘留された。

「非国家工作人員収賄罪」の疑いで、公安当局の調査を受けた。

ソン・ジュンホが拘留された正確な理由は明らかにされていない。

当時、中国サッカー界で物議を醸した八百長騒動により、山東ではハオ・ウェイ前監督と一部選手が調査を受けたが、ソン・ジュンホの公安調査もこれと関連があるという報道が出たこともあった。

そんななか、今年に入って気流が変わり、ソン・ジュンホは無事韓国に帰国できるようになった。昨年5月12日の拘束から、実に318日が経過しての釈放だった。

現在、彼は家族と一緒に休息を取っているという。

ソン・ジュンホ
ソン・ジュンホ

ソン・ジュンホは26日午後、自身のSNSに短い文を投稿した。SNSの更新も約1年ぶりだった。

「挨拶がかなり遅れてしまいました」と書き出したソン・ジュンホは、「私は無事に帰ってきて、家族と安らかな時間を過ごしながら、平凡な日常を享受できることに感謝を感じています」と伝えた。

また、「長い時間忘れず関心を持ってくださり、待ってくださり、心配してくださった韓国国民の皆様に心から感謝申し上げます」と、感謝の挨拶を伝えた。

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