かつてガンバ大阪でも活躍したサッカー韓国代表FWファン・ウィジョ(31、ノリッジ・シティ)のプライベートを流出し、脅迫した人物がファン・ウィジョの「実兄の妻」であることがわかり、衝撃が広がっている。
11月22日、ソウル警察庁サイバー犯罪捜査隊は、ファン・ウィジョのプライベートを暴露する投稿を掲載し、脅迫した容疑が持たれている女性A氏をソウル中央地検に送致したことを明らかにした。
そんななか、『KBS』は同日午前、A氏の正体がファン・ウィジョの実兄の妻であると報じた。
A氏はファン・ウィジョの兄とともに海外出張などに同行し、世話を手伝うなど、事実上マネージャーの役割を務めていたという。
警察はA氏がなぜファン・ウィジョのプライベート映像を流出し、脅迫していたのか動機を調査している。
A氏は今年6月、SNS上で自身をファン・ウィジョの恋人だと主張し、ファン・ウィジョと思われる人物と女性が映っているプライベートの写真や映像を流出した疑いが持たれている。
A氏は当時、「ファン・ウィジョは相手と恋人関係であるかのように行動し、ベッドをともにしたかと思えば、再び海外に行かなければならないという理由で関係確立を避ける方式で、数多くの女性たちをガスライティング(相手を精神的に支配・操作する精神的虐待の一種)した。数多くの女性の方が私と同じようにやられたし、そのなかには芸能人も多数いる。芸能人、インフルエンサー、一般人を問わず同時に多くの人と会っていた。今後どれだけ多くの被害者が出るかはわからない」と主張していた。
続けて、「ファン・ウィジョの携帯電話には、数十人の女性をガスライティングして収集した映像と写真がある。女性の同意の下で撮影したものなのか、盗撮なのかわからないものも多数存在する。虚偽事実の流布ではないことを証明するために、いくつかの証拠写真及び映像をアップロードする。これ以上、被害者が出ないことを願う気持ちだ」とし、「ファン・ウィジョさん、周囲に被害を与えたくなければ自ら認めて謝ってください」と伝えていた。
これに対しファン・ウィジョは、「ギリシャで過去に盗難された携帯電話であり、映像内の女性は元恋人だ。合意の下で撮影した映像なので、私は映像流出の被害者だ」としてA氏を告訴した。
また、「女性が見ることができるところに携帯電話を置いていた。女性にも映像を共有したとすれば、違法撮影とみられるかは疑問だ」とし、違法撮影が事実ではないと主張していた。
しかし、一部の被害女性はA氏だけでなくファン・ウィジョも一緒に告訴した。
その理由として、とある女性はファン・ウィジョが映像を撮影していたことを知らなかったという。また別の女性は、撮影した映像の存在を知って削除をお願いしたが、ファン・ウィジョが無視したと訴えている。
被害女性との食い違った主張により、ファン・ウィジョは被疑者として警察の取り調べを受けた。最初の流出者A氏は拘束捜査が現在も進められている。
ただ、ファン・ウィジョは今月16日に行われたA氏の拘束令状審査で、「処罰を望んでいない」という意思を明らかにした経緯がある。
警察はA氏に対する捜査とともに、ファン・ウィジョに対する違法撮影容疑の捜査も進めている。
去る18日にはファン・ウィジョを被疑者として召喚して取り調べした。ファン・ウィジョの携帯電話数台も押収捜索し、現在、デジタルフォレンジックを行っている。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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