韓国プロ野球から2人の“山本由伸世代”が米メジャーリーグに進出する見通しだ。
韓国野球委員会(KBO)は11月15日、「MLB機構から14日、キウム・ヒーローズのイ・ジョンフとLGツインズのコ・ウソクに対する身分照会要請を受け、該当選手がそれぞれキウムとLGの選手であることを伝えた」と発表した。
身分照会は、メジャー球団が選手を獲得するために必要な事前手続きだ。
韓米プロ野球協定によると、韓国人選手の獲得を希望するメジャー球団は、MLB機構を通じてKBOに該当選手の身分を照会する手続きを経なければならない。
元中日ドラゴンズのイ・ジョンボム(李鍾範)氏を父親に持つ外野手イ・ジョンフ(25)は、韓国プロ野球で通算7シーズン(2017~2023年)出場し、資格を獲得。昨年12月、2023年シーズン終了後にポスティングシステムを通じてメジャーに進出する意思を明らかにした。
所属球団のキウムも選手の意思を尊重し、メジャー進出を許可した。
通算成績は884試合出場で打率0.340、1181安打、65本塁打、515打点、581得点。2022年シーズンには打撃5冠(首位打者、最多安打、最多打点、最高長打率、最高出塁率)とMVPを受賞した。
イ・ジョンボム氏の娘かつイ・ジョンフの妹であるイ・ガヒョンさんを妻に持つ投手コ・ウソク(25)も、ポスティングシステム申請資格を備えている。
イ・ジョンフと同じく今季でプロ7年目のコ・ウソクは、一軍登録日数こそ足りないが、2019年プレミア12を皮切りに2021年東京五輪、2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)、杭州アジア大会など複数の国際大会出場でポイントを積み上げた。
通算成績は354試合登板で19勝26敗6ホールド139セーブ、防御率3.18、394奪三振。2022年シーズンには42セーブを記録し、セーブ王に輝いた。
ちなみに、2人はオリックス・バファローズからポスティングシステムを利用してのメジャー進出を表明した山本由伸(25)と同じ1998年生まれでもある。
はたして日韓の同世代3選手が同時にメジャー進出を果たすことになるのか、今後の動向を注目したい。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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