横浜F・マリノスから全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースにレンタル移籍中の元日本代表MF天野純(32)が、久しぶりのゴールに満足感を示した。
天野は10月25日、ホームの全州(チョンジュ)ワールドカップ競技場で行われたライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)とのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループF第3節で先発出場。
前半5分に先制ゴールを決めるなどの活躍で、チームを3-0の大勝に導いた。
先制点の場面、天野はペナルティエリア手前でFWイ・ドンジュン(26)からパスを受けると、素早いターンからダイレクトで左足を振り抜き、シュートをゴールのファーサイドに流し込んだ。天野は90分フル出場してチームの攻撃をけん引した。
この試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選ばれた天野は、「相手も良いチームでした。ACLではすべての試合がビッグマッチという心構えで試合に臨んでいます。難しい瞬間もありましたが、選手たちが良いパフォーマンスを見せました。嬉しいです」と満足感を示した。
昨季は横浜FMから蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)にレンタル移籍し、リーグ戦30試合9ゴール1アシストの活躍で17年ぶり3度目の優勝に貢献した天野だが、全北にレンタルした今季はリーグ戦21試合1ゴール3アシスト。チームも序盤から不振が続き、リーグ戦はすでに優勝の可能性が消滅するなど、厳しいシーズンとなっている。
今回、天野は去る6月28日に行われた光州FCとのFAカップ準々決勝以来、約4カ月ぶりにゴールを決めた。
「昨年と比べて今年は至らない部分が多く、ストレスにもなりました。それでも、自分の価値を証明しなければならないと思って試合に臨みました」という天野は、「1点は決められましたが、もっと見せたかったです。惜しさもありますが、今日のこのゴールが次の試合に繋がり、自信に影響を与えると思います」と、久しぶりの得点に意味を見出した。
なお、全北は次戦、来る28日にホームで浦項(ポハン)スティーラーズとのKリーグ1(1部)第35節を戦う。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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