女子サッカー韓国代表のコリン・ベル監督がデビューで中国と引き分けた。
女子サッカー韓国代表は12月10日、釜山(プサン)の九徳(クドク)総合運動場で行われた東アジアサッカー連盟(EAFF)E-1サッカー選手権・第1戦で中国と対戦し、0-0で引き分けた。
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激しい攻防戦の末、両チームとも得点を作りだせないスコアレスドローだった。韓国は最近、中国を相手に4連敗を喫していたが、今回は引き分けだった。
韓国は終始、中国と互角の戦いをした。強力な前方からのプレッシャーで、中国のビルドアップを防ぐ作戦が的中した格好だ。韓国は最前線のヨ・ミンジ、サイドのチェ・ユリやソン・ファヨンといった攻撃陣も前方から積極的にプレスを加え、中国を苦しめた。
同時に速い攻撃を仕掛け、中国の守備陣を揺さぶった。前半はコーナーキック数で3-0と引き離すほど、チャンスも多かった。
特に韓国は前半27分に決定的なチャンスをつかんだ。ゴールまで20メートル地点から放ったチャン・チャンの左足FKがゴール右隅に向かった。中国のGKがセーブして得点にはつながらなかったが、相手ゴールを脅かすシーンだった。
その後も韓国は試合の主導権を握り、中国は韓国からの強いプレッシャーでほとんどチャンスを作れなかった。
しかし後半は、韓国に危機が訪れた。後半1分、1本のパスで守備を崩れた韓国は、中国のアタッカーに決定的なシュートを許した。韓国GKユン・ヨングルのファインセーブで失点を許さなかったが、危ない場面だった。
それでも韓国はじっくり短いパスを回して、試合を上手く展開した。左右から継続的に前進するプレーも目立った。粘り強く攻撃を試みた韓国は後半22分、チャンスを作った。チェ・ユリが右サイドを突破してクロスを上げると、走りこんだソン・ファヨンがヘディングでゴールを狙った。ボールはゴール上に向かい惜しくも得点には至らなかった。
その1分後には、チャン・チャンの絶妙なスルーパスをソン・ファヨンがシュートまでつなげたが、ボールはGKの正面だった。
韓国は試合終盤まで攻勢を広げて中国のゴールを脅かしたが、最後まで得点には成功しなかった。
女子サッカー韓国代表は来る12月15日、E-1サッカー選手権・第2戦として台湾と対戦する。
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