韓国記者には応じなかったが…北朝鮮の代表選手が中国記者の取材に対応、一体何を語ったのか【アジア大会】

杭州アジア大会に参加している北朝鮮代表の選手が口を開いた。もっとも、対象は韓国報道陣ではなく、中国報道陣の取材に応じた。

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取材に応えていたのは、日本から北朝鮮代表に合流している競泳女子の在日コリアン選手、李慧京(リ・ヘギョン)だ。

李慧京は9月27日、中国・浙江省の杭州オリンピックスポーツセンター水泳場で行われた杭州アジア大会・競泳女子の100mバタフライ予選に出場。

結果は1分7秒72で出場25人中19位とし、決勝に進むことはできなかった。

試合後、ミックスゾーンで韓国報道陣が李慧京に取材を要請したが、口を開かなかった。その代わり、中国報道陣の要請には応じた。

現場には韓国語を上手に話す中国記者がいた。彼が「李慧京選手、中国記者です」と話しかけると、李慧京は足を止めた。

李慧京は中国記者に対し、「今日の試合は良くなかった。コンディションがあまり良くなく、怪我もあって気を遣う部分が多かった。少しずつ回復しながら練習している」と伝えた。

李慧京は2018年に杭州で行われた第14回世界短水路水泳選手権大会で国際舞台にデビューし、背泳ぎ100m46位(1分5秒53)、バタフライ200m25位(2分18秒63)を記録した。以降は国際大会の出場記録がない。

中国記者が2度目の杭州訪問の感想を尋ねると、李慧京は「とても大きな会場で行われた競技に出場できて良かった」とし、「来年の目標は、個人最高記録を更新すること」と伝え取材を終えた。

李慧京
(写真提供=AP/アフロ)李慧京

競泳には北朝鮮から2人の選手が出場している。李慧京とパク・ミソンだ。

パク・ミソンは26日の女子100m自由形予選に出場し、58秒79を記録した。ただ、29人中18位で予選落ちだった。

とはいえ、結果とは関係なく国際大会に登場すること自体が目を引く。

何より、北朝鮮は5年ぶりの国際大会出場だ。彼らは2021年東京五輪の不参加により、2022年末まで資格停止処分を受けていた。

競泳の場合、北朝鮮の選手が最後に出場した国際大会は、2019年10月に中国・武漢で行われた第7回ミリタリーワールドゲームズだ。以降、4年ぶりに競泳の国際舞台に戻ってきた。

なお、北朝鮮がアジア大会の競泳でメダルを獲得したのは、1982年ニューデリー大会の女子100m平泳ぎと200m平泳ぎで銀メダルを獲得したキム・ミョンスク一人だけだ。

今年から単一種目の国際大会に少しずつ出場していた北朝鮮の選手たちは、今回の杭州アジア大会を通じて国際的な総合スポーツ大会に復帰することになった。

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