プロサッカーチームに入団する見返りとして金品を授受した疑いで、韓国Kリーグ2(2部)の安山(アンサン)グリナースのイ・ジョンゴル元代表、イム・ジョンホン元監督、代理人のチェ氏など11人が裁判に付されることになった。
併せて、現役時代に2002年日韓W杯に出場、清水エスパルスにも在籍し、最近ではパウロ・ベント前監督体制の韓国代表コーチとして昨年のカタールW杯ベスト16進出に貢献したチェ・テウク氏も共謀容疑で含まれた。
ソウル中央地検・刑事9部(キム・ヒョナ部長判事)は9月13日、背任収賄などの疑いでイ・ジョンゴル元代表など10人を背任収賄・贈賄などの容疑で起訴したことを報道資料で発表した。
検察によると、イ・ジョンゴル元代表などは昨年から今年にかけて、選手2人を入団させる代わりに、両親や代理人のチェ氏などから5000万ウォン(日本円=約500万円)相当のベンツやロレックスの時計、現金などを受け取った疑いが持たれている。
また、イム・ジョンホン元監督も選手入団の見返りとして、代理人のチェ氏から4500万ウォン(約450万円)を受け取った疑いが持たれている。
検察は、代理人のチェ氏が安山に金品を提供する過程で、チェ・テウク氏と共謀していたことを確認したとし、彼のことも背任収財の疑いで在宅起訴した。検察は「チェ・テウク氏が、安山に入団させようとした選手の過去の恩師だ」と伝えた。
検察は「被告人の犯行による利益を追徴保全措置し、韓国サッカー協会に不正事実を通知し、選手商売を慣行とみなす被告人に対して罪に相応する処罰がなされるよう、公訴維持に万全を期する」と強調した。
Kリーグを主管する韓国プロサッカー連盟は現在、技術研究グループ(TSG)の一員としてKリーグの現場で業務を行うチェ・テウク氏が在宅起訴されたことで、同氏を業務から直ちに排除することにした。
連盟は裁判の過程とともに、韓国サッカー協会の公正委員会の結果を考慮し、今後、チェ・テウク氏に対する後続措置を執る予定だ。
連盟関係者は「まず、チェ・テウク氏には経緯書を提出するよう伝えた」と話している。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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