韓国プロサッカーKリーグの公式トレーディングカードが、9月から韓国各地のコンビニで販売される。
2023年シーズンのKリーグで活躍する選手や歴代のレジェンドが収録された「パニーニ(PANINI)」による公式トレーディングカードが、9月1日から韓国全国のセブンイレブンとミニストップで販売される。
Kリーグを主管する韓国プロサッカー連盟(以下、連盟)は去る8月7日、グローバルスポーツカードブランド企業パニーニとの業務協約締結を発表。
パニーニをKリーグの公式トレーディングカード及びステッカーメーカーに指定し、アジアプロスポーツ団体として初めてパニーニのスポーツカードコレクションを販売することになった。
公式トレーディングカードは、誰でも簡単に購入できる普及型のリテールコレクションと、カードコレクターや愛好家などを対象とする限定版のホビーコレクションで区分されて販売される。
リテールコレクションは、今季Kリーグ1(1部)でプレーする全12チームから選手100人が収録されているほか、ホン・ミョンボやイ・ドングッ、イ・チョンスなどレジェンド7人、各クラブのエンブレムとKリーグのエンブレムで構成されている。
29日に公式インスタグラムを通じて発表された収録リストでは、元ザスパクサツ群馬、大宮アルディージャ、柏レイソル、浦和レッズのMF江坂任(31、蔚山現代)、元京都サンガF.C.、SC相模原、群馬、アスルクラロ沼津のMF石田雅俊(28、大田ハナシチズン)といった日本人選手が収録。
ほかにも、かつてJリーグでプレーした韓国人選手たちも多数収録されている。
大邱(テグ)FCに所属する元徳島ヴォルティス、京都のGKオ・スンフン(35)、元ジュビロ磐田、ガンバ大阪のFWイ・グノ(38)、元松本山雅FCのDFジョ・ジヌ(23)、大田(テジョン)ハナシチズンに所属する元G大阪のMFチュ・セジョン(32)、FCソウルに所属する元セレッソ大阪のスペイン人MFオスマル(35)と元FC東京のFWナ・サンホ(27)、江原(カンウォン)FCに所属する元湘南ベルマーレ、柏のMFハン・グギョン(33)、元湘南のFWイ・ジョンヒョプ(32)、元柏のDFユン・ソギョン(33)。
光州(クァンジュ)FCに所属する元ギラヴァンツ北九州のDFアン・ヨンギュ(33)、浦項(ポハン)スティーラーズに所属する元磐田、サガン鳥栖、V・ファーレン長崎のFWペク・ソンドン(32)、水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスに所属する元C大阪、大分トリニータ、松本山雅、柏のMFキム・ボギョン(33)、元清水エスパルスのDFイ・キジェ(32)、蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)に所属する元鳥栖、鹿島アントラーズのDFチョン・スンヒョン(29)、元FC東京、大宮、G大阪のDFキム・ヨングォン(33)らが収録された。
また、今回販売される公式トレーディングカードでは、現役選手やレジェンドの直筆サインが入ったレアなオートカードもあり、サッカーファンの購買欲を刺激する。
Kリーグの公式トレーディングカードは1パック当たり2枚がランダムで入っており、1パック当たり1000ウォン(日本円=約100円)で販売される。
リテールコレクションとは別に、9月末からは限定版のホビーコレクションも販売される。
「Kリーグ・パニーニ・プリズム・ホビーコレクション」は、Kリーグ1全12チームの主要選手とKリーグ2(2部)の一部選手を含めた174種で構成。
また、追加生産のない完全限定版「プリズムレジェンドセット」では、ホン・ミョンボやユ・サンチョルさんなど往年のレジェンド13種が収録され、ボックス当たり1枚のサイン入りカードが入っている。
連盟はKリーグ公式トレーディングカードの発売を記念して抽選イベントも開催する。
当選者には、7月にアトレティコ・マドリードと対戦したチームKリーグ(Kリーグ選抜)の選手のサイン入りユニホームや、今季Kリーグの公認球、年末に開催する大賞授賞式への招待権などがプレゼントされる。
Kリーグ公式トレーディングカードの販売に韓国サッカーファンの反応は熱い。事前予約販売分の400ボックスは2時間で完売し、26日の江原対済州(チェジュ)ユナイテッドのリーグ戦で行われたテスト販売でも、現場の反応は良かったという。
連盟関係者は、今回販売するトレーディングカードが好評だった場合、来年以降も順次販売先を拡大し、新たなレジェンド選手のカード製作も行う予定だと明らかにしている。
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