「未成年への性犯罪」犯した元ロッテ・ジャイアンツの韓国プロ野球選手(22)、検察が懲役6年求刑

児童・青少年の性保護に関する法律違反(性搾取物製作・配布等)などの疑いで起訴された韓国の元プロ野球選手に、検察が懲役刑を求刑した。

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『聯合ニュース』などが報じたところによると、8月23日午前、釜山地方裁判所・刑事5部(チャン・ギソク部長判事)の審理で開かれた児童・青少年の性保護に関する法律違反(性搾取物製作・配布等)などの疑いで起訴されたソ・ジュンウォン(22)に対する結審公判で、検察は懲役6年を求刑した。

検察側は「初犯だが、未成年者である被害者を相手に性搾取物を製作し、公人として社会の模範にならなければならないにもかかわらず、社会的波紋が大きい重大犯罪を犯した」と、求刑理由を明らかにした。

また、「捜査機関にて、(被害者との)明白な対話内容があったにもかかわらず、未成年者という事実を知らなかったと主張するなど、心から反省をしていないようだ」と付け加えた。

ソ・ジュンウォンの弁護人側は、「今回の事件の犯行はたった1回にとどまった犯行であり、被告人が実際の被害者と該当映像を流布するなど追加的犯行に進まず、被害者とも合意した」と弁論した。

(写真提供=OSEN)ソ・ジュンウォン

韓国プロ野球KBOリーグのロッテ・ジャイアンツに所属していたソ・ジュンウォンは、今年3月末に未成年者への性犯罪疑惑が伝えられた。

ソ・ジュンウォンは昨年末に釜山(プサン)の東萊(トンネ)警察署に未成年者略取・誘因容疑で立件され、警察は昨年12月、同様の疑惑で検察に送致した。

以後、ロッテは懲戒委員会を開催し、「球団は検察の基礎可否と関係なく、最高レベルの懲戒である退団を決定した」と発表した。

そして3月末、韓国野球委員会(KBO)はソ・ジュンウォンに対し、KBO規約第152条第5項に基づき参加活動停止決定を下した。

KBO規約第152条第5項によると、「総裁は第148条『不正行為』各号または第151条『品位損傷行為』各号の事実を認知した場合、またはそれに関する申告確認過程で当該職務の遂行に支障があると認める場合、当該者に対して制裁が決定されるまで参加活動(職務)を停止することができる」と明示されている。

KBOは今後、司法機関の判断によって事実関係が確定すれば、賞罰委員会を開催し、参加活動停止処分解除可否及び最終制裁について審議する。

また、最優秀投手を表彰するチェ・ドンウォン賞記念事業会も、ソ・ジュンウォンが高校時代に受賞した「第1回高校チェ・ドンウォン賞(高校最優秀投手賞)」を剥奪し、受賞者リストからも削除した。

2000年11月生まれのソ・ジュンウォンは、幼い頃から将来を嘱望されてきた右腕サイドスローの有望株だった。2017年には慶南(キョンナム)高校2年ながら、U-18韓国代表の一員として「第28回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」に出場した。

翌2018年には、宮崎県で行われた「第12回BFA U18アジア選手権」にも出場。侍ジャパンU-18代表との試合で8回途中から登板し、1.2回を1被安打2奪三振1四球に抑え3-1の勝利に貢献した。最終的に韓国は同大会で優勝し、ソ・ジュンウォンは「剛速球を投げるサイドスロー」として日本でも注目を浴びた。

その後、ドラフトでロッテの指名を受け2019年にプロ入り。2020年12月に6歳年上の女性と結婚し、2021年11月には第一子となる息子も誕生したばかりだった。

(記事提供=OSEN)

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