バイエルン・ミュンヘンの韓国代表DFキム・ミンジェ(26)が新天地デビューを飾るも、試合後に反省を述べた。
7月29日、国立競技場で行われた「スカパー!ブンデスリーガジャパンツアー2023 Audi Football Summit」でバイエルンは川崎フロンターレに1-0で勝利した。
先発出場したキム・ミンジェは安定した守備、正確なパス、さらには攻撃的なプレーと大活躍を披露した。前半、バイエルンは川崎Fにチャンスをほとんど許さなかった。
キム·ミンジェは昨季終了後、6月中旬から7月上旬にかけて兵役のため基礎軍事訓練を受けており、トレーニングを休んでいた。バイエルンに合流してからもまだ10日程度しか経っていない。さまざまな要素を考慮しても、デビュー戦は成功的だった。
実際、バイエルン率いるトーマス・トゥヘル監督、チームメイトのオランダ代表DFマタイス・デ・リフト(23)もキム・ミンジェのデビュー戦をポジティブに評価していた。
それでも、キム・ミンジェは自身のパフォーマンスに満足していなかった。
試合後、ミックスゾーンで取材に応じたキム・ミンジェは「ミスをしすぎた。コンディションをもっと早く上げなければならないと思った」と冷静に振り返った。
続けて、「フェネルバチェのときも、ナポリのときも緊張した。ここでも緊張しながら会場に入った。ただ気が気でなかった。簡単にプレーしようとしたのにミスがたくさん出た。その部分については明確に反省しなければならない。 少し考えることが多くなりそうだ」と伝えた。
また、「川崎F戦は簡単な試合ではなかった」と述べたキム・ミンジェは、「監督が特別に伝えてくれた言葉はない。戦術的な話をしてくださった。環境が変わり、難しいということを初めて感じている。チーム、戦術、選手のすべてが変わった。それに早く適応しなければならないのに、まだトレーニングを再開したばかりだ。言い訳だが、早く適応しなければならないのに、そうできなかった」と、自身の課題を明かした。
まずはコンディションを最大限引き上げることが急務だ。基礎軍事訓練を受けている間に体重が5kgも減少し、体力も落ちた。
キム・ミンジェは「(コンディションを取り戻す方法が)一番難しい。追加でトレーニングをしたり、フィジカルコーチにもっとお願いしなければならないのかと思うほどだ。しかし、強度があまりにも強くこれ以上考えることはできなかった。自分自身、体重を早く取り戻そうと努力している。今は82kgで、83~84kgを目標にしている。最大84~85kgまでは合わせようと思う」と目標を語った。
前半途中、キム・ミンジェは敵陣ペナルティエリア外の左サイドを爆発的なスピードで突破した後、鋭いクロスを上げた。キム・ミンジェは「戦術的に行われたプレーというよりは、ボールを奪えばナポリでもそのような位置から攻撃した経験がある。自然に出たようだ」と当時の状況を振り返った。
キム・ミンジェはバイエルン加入後、同じセンターバックのデ・リフトと親交を深めている。キム·ミンジェは「継続的に親しくなろうとしている。デ・リフトが特によく気遣ってくれる。対話もたくさんしようと思っている。同じDFで、イタリアでプレーした経験があるのでよく合う部分がある。接点もたくさんあるので気を配っているようだ」と話した。
キム・ミンジェは同日の試合後、川崎Fの元韓国代表GKチョン·ソンリョン(38)とユニホームを交換した。
キム・ミンジェは「チョン・ソンリョン選手とプレーしたことはない。他国で韓国人選手と会うのは新しい経験だった。川崎フロンターレは日本特有のパスサッカーをしていて、良いチームだと思った。基本的なことがよくできていると感じた」と印象を語った。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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