韓国高校野球の18歳投手が、米メジャーリーグ(MLB)のボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ。
レッドソックスは7月25日(日本時間)、ソウル高校の右腕投手イ・チャンソル(18)とマイナー契約を締結したことを発表した。
2007年7月生まれでソウル高校3年のイ・チャンソルは、今年5月に行われた「第77回黄金獅子旗全国高校野球大会 兼 週末リーグ王中王戦」で球速150kmのストレートを駆使し、プロ球団の注目を集めた。
当時は韓国プロ野球KBOリーグの各球団スカウトがイ・チャンソルのピッチングを細かくチェックしていた。実際、イ・チャンソルは有力なドラフト1位候補とされていた。
ただ、イ・チャンソルはアメリカ行きを選択した。
ボストン地元メディア『NESN』は、「レッドソックスが韓国の高校生投手と珍しい契約を結んだ。イ・チャンソルはこれまでKBOリーグを経由せずアメリカに渡ったペ・ジファン、チュ・シンス、パク・チャンホ、チェ・ジマンと同じようにMLB入りを果たした」と伝えた。
ソウル高校野球部を指揮するユ・ジョンミン監督は、「イ・チャンソルは高校トップクラスの選手だ。球速は最速154kmまで出る。140km台だった球速が150km台まで上がったことで自信を得たようだ。制球も安定しているし、変化球だけもう少し整えられれば良いだろう」とし、イ・チャンソルへの期待を伝えた。
自身のロールモデルをサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有(36)と明かしたイ・チャンソルは、「ダルビッシュ選手が好きです。投球フォームやマインドが良いと思います。性格の面では大谷翔平選手に似たいです」と抱負を語っていた。
なお、レッドソックスにはオリックス・バファローズから移籍した吉田正尚(30)が在籍している。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
Copyright @ 2018 Sportsseoul JAPAN All rights reserved.
前へ
次へ