韓国2部の18歳がプレミア進出!U-20W杯ベスト11の“逸材”が欧州行きを決めたワケ

韓国サッカー史上最年少のプレミアリーガーが誕生する見通しだ。

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ブレントフォードは6月26日(日本時間)、韓国Kリーグ2(2部)の城南(ソンナム)FCからU-20韓国代表DFキム・ジス(18)を獲得したことを発表した。

発表によると、クラブはキム・ジスと1年延長オプション付きの4年契約を締結。これに先立ち、現地メディアはキム・ジスのバイアウト金額が70万ドル(日本円=約1億円)だと伝えていた。

「挑戦を避けたくなかった」

身長192cmと恵まれた体格を誇るセンターバックのキム・ジスは、城南のU-15、U-18ユース出身。昨年2月に準プロ契約を締結すると、同年5月の水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングス戦でトップチームデビューを飾り、Kリーグ1史上最年少出場記録を更新した(17歳4カ月20日)。

昨季は1部リーグで19試合に出場したほか、夏に行われたチームKリーグ(Kリーグ選抜)対トッテナムの親善試合でチームKリーグのメンバーにも選出。韓国代表FWソン・フンミン(30)やイングランド代表FWハリー・ケイン(29)など、欧州トップレベルの選手とマッチアップした。

そんなキム・ジスは、今年5月から6月にかけて行われたU-20ワールドカップに出場。U-20韓国代表に欠かせない守備の要として堅守を披露し、各国のスカウトたちの目を引いた。韓国をベスト4に導いたキム・ジスは大会ベストイレブンにも選ばれた。

キム・ジスは優れた体格で空中戦に強いだけでなく、スピードや判断力も優れていることから“第2のキム・ミンジェ”との呼び声も高い。

ブレントフォードでは当面、Bチームでプレーすることになるキム・ジスだが、史上15人目の韓国人プレミアリーガーとしてピッチに立つ準備はできている。

キム・ジスには韓国サッカー史上初めてプレミアリーグでプレーするセンターバック、何より初の10代プレミアリーガーになる可能性が高い。また、Kリーグ2の選手がプレミアリーグに直行する事例も史上初だ。

(写真提供=韓国サッカー協会)U-20W杯でのキム・ジス

キム・ジスは移籍が発表された同日、自身のインスタグラムを更新。

「7年という時間をともにした城南FCとの別れは、まだぎこちない感じがします」と綴ると、「ですが、ブレントフォードからオファーが来たとき、失敗を恐れたり挑戦を避けたりはしたくなかった。難しく、大変な挑戦になるとは思いますが、最善を尽くします」と覚悟を伝えた。

そして最後に、「これまで僕を愛してくださった城南FCに感謝を伝えたいです。別途に挨拶をすることはできませんでしたが、遠くからでも常に熱く応援してくださったファンの皆様に一番感謝しています」と、感謝の気持ちを伝えた。

(記事提供=OSEN)

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