以前に大谷翔平(28、ロサンゼルス・エンゼルス)への「故意死球」発言で猛非難を受けたコ・ウソク(24、LGツインズ)の“再復帰”までのスケジュールが明らかになった。
LGを率いるヨム・ギョンヨプ監督は5月23日に行われたSSGランダース戦の試合前、「負傷した選手たちの復帰は最大限安全に進めることにした。(コ・)ウソクは初めての腰の負傷だ。再発してはいけないので、安全に復帰できるよう日程を決めた」と伝えた。
今月1日に腰痛のため登録抹消となったコ・ウソクは、当初は5月中の1軍復帰が可能と見られていた。
ただ、大事を取って復帰後初実戦を26日のフューチャーズリーグ(2軍)のハンファ・イーグルス戦に決定し、6月初旬に1軍へ復帰する計画へと修正した。
ヨム監督は「26日に投げた後、2日間休んで29日頃に再び投げる予定だ。以後、状態を見て上げる時期を決める」とし、「幸い、ウソクがいない間に抑え投手2人が生まれた。ウソクが復帰したとしても、最初の週は状況に応じてウソクを管理しながらリリーフ陣を運営できる」と明かした。
ヨム監督の言葉通り、LGはコ・ウソクが離脱した間にハム・ドクジュ(28)とパク・ミョングン(19)がクローザーに跳躍した。ハム・ドクジュは前所属の斗山(トゥサン)ベアーズ時代に見せたクローザーとしての姿を取り戻し、パク・ミョングンは新人であるにもかかわらず、積極的に打者と勝負して勝利を手繰り寄せている。
指揮官は「6月にクローザーのカードが3枚揃う。これはリリーフ運営において本当に大きな力になる」と、コ・ウソク復帰に期待を寄せていた。
そんなコ・ウソクはそもそも、今年3月に行われた2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の大会直前にも負傷したことがあった。
当時、3月6日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズとの強化試合で7回途中から登板したコ・ウソクは、8回途中に肩の違和感を訴え、わずか12球で降板した。
試合後、大阪市内の病院で実施した検査では「単純な筋肉痛」と診断されていたが、大会を終えて韓国帰国後に行ったMRI検査では、右肩の回旋筋腱板の筋肉痛の一つである棘上筋に炎症があると診断を受けた。
以降、シーズン開幕前からリハビリ軍での回復と2軍での調整を経て、4月18日のNCダイノス戦で1軍に復帰したコ・ウソクだが、30日のKIAタイガース戦登板時にストレートの球速が150km台から140km台に下落するなど乱調。結局、同日を最後に戦列離脱して今に至る。
もっとも、コ・ウソク離脱の間にもLGは現在42試合消化で27勝1分14敗とし、2位SSGランダースと1ゲーム差の首位を走っている。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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