韓国の“元世界女王”が全米女子オープンに参戦決定!11年大会覇者ユ・ソヨン「ワクワクします」

元女子ゴルフ世界ランキング1位の韓国女子ゴルファーが、今年の「全米女子オープン」に特別招待選手として出場することになった。

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全米ゴルフ協会(USGA)は5月9日、来る7月6日から4日間にかけて米カリフォルニア州のペブルビーチ・ゴルフリンクスで行われる「第78回全米女子オープン」に、ユ・ソヨン(32)が特別招待選手として出場することを発表した。

USGAは今年の大会出場権を持たない選手のうち、ユ・ソヨンが「全米女子オープン」及び女子ゴルフ発展に貢献した功労を認め、特別招待選手として出場権を与えることにした。

ユ・ソヨンは韓国女子ツアー(KLPGA)を主戦場としていた頃の2011年、「全米女子オープン」の第66回大会に出場。ソ・ヒキョン(36、引退)と3ホールの延長戦を繰り広げた末に優勝を成し遂げた。

その後、翌2012年に米国女子ツアー(LPGA)デビューを果たし、2017年の「ANAインスピレーション(現シェブロン選手権)」優勝をはじめアメリカで通算6勝、韓国で通算10勝を収めた。

2010年の「全米女子オープン」に初出場して以降、ユ・ソヨンは同大会に14大会連続で出場しており、2019年には2位タイを記録するなど、トップ5以内を6回経験した。昨年に予選で脱落するまで12年連続で予選を突破するなど、「全米女子オープン」に特に強い姿を見せてきた。

実際、自身が優勝した2011年大会は「全米女子オープン」屈指の名勝負の一つに挙げられている。

(写真提供=KLPGA)ユ・ソヨン​

LPGA新人王や最優秀選手、世界ランキング1位などを経験したユ・ソヨンだが、近年は全盛期ほどの活躍を見せられず、最新の世界ランキングでは113位まで順位を落としている。このため、「全米女子オープン」出場権も自力で確保することができなかった。

ユ・ソヨンは「光栄です。私にとって特別な意味がある全米女子オープンに、ペブルビーチのような特別なコースでプレーすることとなり、よりワクワクしています」とし、「7月が待ち遠しいです。このような機会を与えてくれたUSGAに感謝しています」と喜びを伝えた。

今年の「全米女子オープン」にはユ・ソヨンのほか、女子ゴルフの伝説的選手であるアニカ・ソレンスタム(52、スウェーデン)も特別招待選手として参加する。

LPGA通算72勝で「全米女子オープン」でも3度の優勝経験を持つソレンスタムは、2008年に一度現役を引退したが、2021年以降から時々公式大会に参加し、変わらない技量の高さを披露している。

◇ユ・ソヨン プロフィール

1990年6月29日生まれ。韓国・ソウル出身。アマチュア時代は韓国代表として活躍し、2007年に17歳でプロ転向。2008年に韓国女子ツアーで初優勝し、翌2009年には5勝を挙げて賞金女王に輝いた。2011年に「全英女子オープン」で優勝すると、翌2012年から本格的に米国女子ツアーに参戦。「ANAインスピレーション」「ウォルマート NW アーカンソー選手権 by P&G」を制した2017年には世界ランキング1位となった。2018年には「日本女子オープン」でも優勝を果たしており、現在まで日米韓通算18勝を挙げている。

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