Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、4月29~30日に行われたKリーグ1(1部)、Kリーグ2(2部)第10節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第10節のMVPは元FC東京のMFナ・サンホ(26、FCソウル)だ。
ナ・サンホは4月29日、水原(スウォン)総合運動場で行われた水原FC対ソウルの試合で2ゴールを記録し、チームを3-0の勝利に導いた。
同日、先発出場したナ・サンホはソウルが1-0とリードした後半5分にペナルティキックを決め、得点に成功した。さらに同27分、FWパク・ドンジン(28)のパスを受けてペナルティエリア内に進入し、左足のシュートで追加点を挙げた。
ナ・サンホはこの日、両足でそれぞれ1得点ずつ決める活躍により、Kリーグ1得点ランキングで単独首位(7得点)に立った。
ベストマッチは30日、蔚山文殊(ウルサン・ムンス)サッカー競技場で行われた蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)対光州(クァンジュ)FCの試合だ。
試合は後半終盤まで両者無得点が続いたなか、後半36分にMFイ・ガンヒョン(24)のゴールで光州が先制。ただ、蔚山現代が同41分にジョージア代表MFヴァレリ・カザイシュヴィリ(30)、そして同アディショナルタイムにFWチュ・ミンギュ(33)と連続得点に成功し、2-1の逆転勝利を収めた。
蔚山現代はこの勝利でKリーグ1単独首位の座をキープし、ベストチームに選ばれた、
なお、ベストイレブンには元松本山雅FCのDFジョ・ジヌ(23、大邱FC)などが選ばれた。
Kリーグ2第10節のMVPは金浦(キムポ)FCのウルグアイ人MFパブロ(26)だ。
パブロは30日、金泉(キムチョン)総合運動場で行われた金泉尚武(キムチョン・サンム)対金浦の試合で1ゴール1アシストを記録し、チームを2-0の勝利に導いた。
この日、ボール支配率では金泉(66%)が金浦(34%)を上回ったが、総シュート数と枠内シュート数では金浦が上回るなど、鋭い攻撃力で金泉を下した。両チームの試合は第10節ベストマッチに選ばれ、勝利した金浦はベストチームに選出された。
同日の勝利で、金浦はKリーグ2単独首位に立った。
なお、ベストイレブンには元V・ファーレン長崎のFWイ・ジョンホ(31、城南FC)、元ヴィッセル神戸、アビスパ福岡のDFイ・グァンソン(33、慶南FC)などが選ばれていた。
Kリーグ1、Kリーグ2のベストイレブンは以下の通り。
◇
―Kリーグ1
FW:チュ・ミンギュ(蔚山現代)、エジガル(大邱FC)、ナ・サンホ(FCソウル)
MF:ヴァレリ・カザイシュヴィリ(蔚山現代)、ハン・チャンヒ(FCソウル)、ムン・ジファン(仁川ユナイテッド)、ヘイス(済州ユナイテッド)
DF:ジョ・ジヌ(大邱FC)、イ・ウンヒ(江原FC)、キム・オギュ(済州ユナイテッド)
GK:イ・グァンヨン(江原FC)
―Kリーグ2
FW:カストロ(慶南FC)、イ・ジョンホ(城南FC)、パブロ(金浦FC)
MF:チュ・ヒョヌ(FC安養)、バルディビア(全南ドラゴンズ)、チェ・ジェフン(金浦FC)、プラナ(全南ドラゴンズ)
DF:パトリック・フロットマン(城南FC)、キム・テハン(金浦FC)、イ・グァンソン(慶南FC)
GK:パク・ジョンヒョ(金浦FC)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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