好投ダルビッシュ援護できず…パドレス同僚の韓国人選手、前日サヨナラ本塁打→翌日3三振沈黙

2023年04月05日 スポーツ一般 #MLB #野球

よく野球とゴルフは“クレイジーゲーム”と言われる。

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野球は前日に猛打を振るいながら、次の日は三振でしくじる場合が多い。ゴルフも、前週に優勝した選手が翌週の大会でカットラインを通過できないケースは珍しくない。

サンディエゴ・パドレスのキム・ハソン(27)は、4月5日(日本時間)に本拠地ペトコ・パークで行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で4打数無安打の3三振に終わった。

前日サヨナラ本塁打→翌日3三振

前日の4日にはメジャー初のサヨナラ本塁打を放ち、その余韻がまだ消えないなかでの試合だったが、勢いを続けることができなかった。3三振は1試合における自己最多タイの記録だ。

この日、「9番・三塁手」で先発出場したキム・ハソンは、3回に先頭打者として1打席目を迎えるも、相手先発ザック・ゲーレン(27)の150kmの直球に空振り三振を喫した。

続く4回は二死二、三塁のチャンスで打席に立ったが、初球を三ゴロに打ち取られた。7回の3打席目はフルカウントの末、2番手ケビン・ギンケル(29)の151kmのシンカーに空振りした。9回も3番手ドレイ・ジェームソン(25)の速球に手が出ず、空振り三振を喫した。

(写真提供=USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)4日のダイヤモンドバックス戦でサヨナラを放ったキム・ハソン

前日には元東京ヤクルトスワローズのスコット・マクガフ(33)が投じたスライダーを見事に打ち返し、本塁打を放ったキム・ハソンだが、今回許した3三振はいずれも速球系だった。

ギンケルにやられた三振はシンカーで、MLBではシンカーもファストボールの範疇に入る。フォーシーム、ツーシーム、シンカーはファストボールだ。

パドレスも3連勝がストップした。先発のダルビッシュ有(36)は今季初登板ながら5回を投げて3被安打、3四球、3奪三振の1失点と好投。しかし後続が打ち込まれ、特に5-4のリードで迎えた8回には4番手のルイス・ガルシア(36)が4失点し、最終的に8-6で逆転負けした。

打線ではザンダー・ボガーツ(30)の3号、トレント・グリシャム(26)の2号、ネルソン・クルーズ(42)の1号など3本の本塁打が飛び出たが、これを生かすことができなかった。

また、「3番・指名打者」で出場したマニー・マチャド(30)は初回にピッチクロック違反で三振を言い渡され、審判に抗議したことで退場処分となった。マチャドはフルカウントの状況で8秒以内に打撃準備ができず、タイムを要請もこれが審判に認められなかったため、自動的に三振となった。マチャドが退場となり、ボブ・メルビン監督はクルーズを代わりの打者に立てていた。

なお、パドレスは次戦、来る7日に敵地トゥルイスト・パークでアトランタ・ブレーブスと対戦する。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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