大谷翔平に「故意死球」発言投手だけじゃない…韓国プロ野球、負傷者続出で野戦病院と化したワケ

韓国プロ野球KBOリーグで、嬉しくない知らせばかりが聞こえてくる。

【注目】韓国投手、「大谷にわざとぶつける」発言で大炎上

キャンプ期間にはじまり、オープン戦、そしてつい最近開幕したばかりのレギュラーシーズンでも、連日負傷者が続出している。

韓国人選手と外国人選手、2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)出場有無を問わず、負傷によるエントリー変動が起きている。

グラウンドがすなわち“野戦病棟”と言っても過言ではないKBOの2023年シーズン序盤だ。

“八つ当たり”で骨折→10週間離脱も…

キャンプからそうだった。

斗山(トゥサン)ベアーズのディラン・ファイル(26)とSSGランダースのエニー・ロメロ(32)が、それぞれ春季キャンプ中に負傷で離脱した。

ディランはオーストラリアキャンプ終盤のライブBPで、打球が頭部に直撃する負傷をした。

過去に中日ドラゴンズや千葉ロッテマリーンズに在籍したロメロも約1カ月前、沖縄で実施したサムスン・ライオンズとの強化試合で登板途中に肩の痛みを訴え、途中降板した。

KBOでは外国人投手が先発の一角として担う役割が大きいだけに、斗山とSSGにとっては痛い負傷離脱だ。

すると、直後から外国人選手の負傷が伝染病のように広がった。

バーチ・スミス

NCダイノスのテイラー・ワイドナー(28)は順調にシーズンを迎えられると見られていたが、オープン戦終盤に腰の痛みを訴えた。結局、オープン戦最後の登板が取り消され、現在も復帰のめどが立っていない。

昨年の悪夢を思い出させる瞬間もあった。埼玉西武ライオンズからハンファ・イーグルスに加入したバーチ・スミス(32)は、開幕戦で先発登板するも、3回途中で負傷降板した。ハンファは2022年シーズン序盤、ニック・キンガム(31)、ライアン・カーペンター(32)が同時に負傷離脱し、先発陣が崩れた過去がある。

WBCの後遺症も見られる。

大会前の強化試合で登板途中に異常を訴え、自主的に降板したコ・ウソク(24、LGツインズ)は、約1カ月間実戦に出られずにいる。

コ・ウソク(右)

KTウィズのソ・ヒョンジュン(21)は2日の開幕2連戦2試合目で先発登板した後、前腕筋捻挫でエントリーから外された。

WBC期間からふくらはぎの状態が良くなかったKIAタイガースのナ・ソンボム(33)も、未だ戦線復帰できていない状態だ。中国代表としてWBCに出場したチュ・グォン(27、KIAタイガース)も、負傷により離脱を強いられている。

もっとも、予想できなかったことではない。投手陣は特に、正常にシーズンの準備をできなかった。

キャンプからオープン戦まで計画通り調子を引き上げたというより、WBCに合わせて慌ただしくコンディションを調整した。また、WBC本番では本職の先発ではなくリリーフで登板するケースも多かった。そして、WBCを終えて球団に復帰した後も、約2週間で急いでシーズンを準備した。

荒唐無稽な負傷も出た。キウム・ヒーローズのソン・ソンムン(26)は2日のハンファ戦で、送球ミスをした直後に自責して骨折した。ダッグアウト裏のサンドバッグではなく、椅子を拳で叩いた結果、右中手骨骨折で10週間の離脱を余儀なくされることになった。

ソン・ソンムン

スポーツに負傷はつきものとはいえ、現在のKBOはあまりに怪我人が多すぎる状況だ。10球団中4球団が、外国人や韓国人投手の負傷により、やむを得ず先発ローテーションに変化を与えた。特にKTは、先発、リリーフ問わず主力が揃って離脱している。

そのなかで、負傷の影響が少ない球団が開幕から勝利して好調なスタートを切っているが、今季は序盤から混戦が予想される。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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