正面の打球を見逃し、平凡なゴロで送球ミスを犯す。いくらオープン戦だとしても、1試合で7つ失策をしていては、韓国プロ野球の低レベル議論を再び提起することになる。
日本がメキシコに劇的なサヨナラ勝ちを収めた3月21日、韓国・大邱(テグ)ではサムスン・ライオンズとロッテ・ジャイアンツのオープン戦が行われていた。試合はサムスンが乱打戦の末に12-10で制し、オープン戦4連勝を飾っている。
記録だけ見ると白熱した乱打戦だ。サムスンが14安打(うち3本塁打)で12点を記録すると、ロッテも8安打(うち1本塁打)で9得点を挙げている。野球の試合でこのようなスコアは珍しくない。
だが、この試合の実状を見ると、乱打戦と見るには残念な点がいくつもあった。