2006年、2009年の連覇以来、14年ぶりの優勝を狙う日本は今大会、史上最強との呼び声高いメンバーを揃えている。大谷翔平(28、ロサンゼルス・エンゼルス)、ダルビッシュ有(36、サンディエゴ・パドレス)、吉田正尚(29、ボストン・レッドソックス)らメジャーリーガーに加え、NPB最高の選手が合流した。
豪華メンバーを呼び集めただけでなく、毎試合本気で臨み、1次ラウンド・プールBを全勝で通過。先の日韓戦では13-4の大勝を収め、韓国に絶望をもたらした。
そして迎える準々決勝のイタリア戦。先発には早くも大谷を予告している。大谷は9日の中国戦で4イニングを投げ、1被安打、5奪三振、無失点の力投を繰り広げた。イタリア戦後はエンゼルスでの開幕戦先発のため、これ以上マウンドに上がらない予定だ。この日を最後にWBCで“投手・大谷”は見られない。二刀流も当然最後となる。
大谷はイタリア戦前、「負けたら終わりだ。プレッシャーになりそうだが、全力を尽くして1点1点大切にしながら全力を尽くす」とし、「データはこれからだ。どんなメンバーで来るのか把握していないが、フレッチャー兄弟をはじめ、マイナーリーグやメジャーリーグでプレーしている選手がいる。かなり厳しい試合になりそうだ」と意気込みを語った。