なお、2次ラウンドからは球数制限が80球と15も増えることから、5~6回程度は消化する見通しだ。しかし、日本から油断は一切見られない。なぜなら、大谷からバトンを受け取るのはダルビッシュを予告しているからだ。
『スポーツ報知』は「イタリア戦では9日の中国戦で4イニング無失点を記録した大谷が先発登板することが有力だ。10日の韓国戦で3イニング3失点を記録したダルビッシュも投入するという。栗山英樹監督も勝つことが最も重要だと強調した」とし、ベスト8で大谷とダルビッシュが登板すると予想。ダルビッシュは10日の韓国戦に先発登板し、3イニング3失点を記録しており、十分登板可能な状況だ。
ダルビッシュはどんな状況でも出る準備をしているという。今回の代表を最後に考えているダルビッシュは、ほかのメジャーリーガーよりも早い2月中旬に合流し、NPBの選手たちとトレーニングを積んできた。
日韓戦後には、「私が生まれ育った場所で、二度とこのような機会はなさそうだった。日本という国がなかったら、今の私は野球ができなかった。感謝の気持ちを込めて投げたし、早く合流してよかったと思う。1分1秒が宝物のような時間だ」と格別な感情を説明したこともある。
イタリア戦で登板することとなれば、ダルビッシュが代表として日本のマウンドで投げる最後の試合だ。象徴的にでもマウンドに上がる可能性もある。
ダルビッシュ投入の可能性が開かれているのは、それだけ日本が本気だということだ。果たして、二度と見られない最強の「1+1」は誕生するのだろうか。
(記事提供=OSEN)