2004年8月14日生まれのイ・ホソンは、高校時代に通算15試合61.2回で5勝3敗の防御率1.31を記録。
被本塁打はわずかに1本で、17四死球、79奪三振という成績を残し、2023年KBO新人ドラフトでサムスンから1巡目(全体8番目)に指名を受けた右腕投手だ。
チーム合流後は2軍キャンプで新シーズンの準備を進めていたが、そのポテンシャルを評価されて1軍キャンプに昇格。14日に行われたSSGランダースとのオープン戦でプロ初登板を果たすと、1回2奪三振無失点の好投で順調なデビュー戦を飾った。
自身の長所を「変化球のコントロールと試合運営能力」と語るイ・ホソンは、今回のWBCを見ながら侍ジャパンの投手陣に大きな感動を受けたという。
「全体的に変化球のコントロールが優れていましたし、直球も投げたいところにすべて投げていました。何より、球威が素晴らしいので打者を確実に圧倒しているようでした。下半身の使い方を注意深くチェックしました」
そのなかで特に印象的だったのが、山本のピッチングだ。
イ・ホソンは「山本選手は大谷翔平選手やダルビッシュ有選手と比べて体格が良い方ではないですが…」と前置くと、山本の“スゴさ”を目を輝かせながら語った。
「強い球を投げますし、変化球も良い。下半身をとても上手く使いますし、瞬発力や腕の振りも素晴らしいです。僕もあのような投手になるために一生懸命努力したいです」
そんな山本は多彩な変化球はもちろん、最速159kmの直球も大きな武器だ。イ・ホソンも「怪我なく球を投げ続けられれば、スピードも自然に良くなると思います」とし、山本級の“怪物投手”に成長する決意を誓っていた。
(記事提供=OSEN)