彼らは2回、さらに1失点して韓国に0-6とリードされていたにも関わらず、東欧特有の応援方式である息の合った拍手をしながら、自国の先発投手を応援した。
また、試合終盤の7回にチェコが初得点を挙げると、ファンたちは立ち上がって両手を高く上げ、まるで勝利したかのように歓声を上げていた。
そして13日、オーストラリアとの重要な一戦を控えても、チェコの選手たちは自国の応援団とコミュニケーションをしてボールを投げるなど、楽しくウォーミングアップをしていた。試合中も、ダッグアウトの雰囲気は失うものがないかのように盛り上がっていた。
去る11日の第2戦で日本と対戦したチェコは、二刀流のスーパースター大谷翔平(28、ロサンゼルス・エンゼルス)との対決を避けることなく、三球三振を奪うなど、自分たちだけの野球を全世界に見せつけた。
これに感銘を受けた大谷は試合後、フォロワー約327万人の自身のインスタグラムでストーリー機能を通じ、チェコ代表の写真とチェコ国旗の絵文字とともに、「Respect」と投稿した。チェコのパベル・ハジム監督は大谷のメッセージに感動し、夜も眠れなかったという。
日本とチェコの雰囲気とは対照的に、韓国はプレッシャーと焦りで自ら崩れた。初戦のオーストラリア戦では「必ず勝たなければならない」という重圧から失投を連発し、3ラン含む本塁打3本を浴びた。チェコ戦でも、野手や投手のミスから失点する姿が目立った。
日本は自国開催の利点を得て、毎試合で超満員の観衆が詰めかけたが、彼らの熱い応援から負担よりも力を得た。例え相手が戦力的に格下の相手でも、常にベストなラインナップでベストを尽くした。しかし、韓国は硬直したままだった。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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