その後、選手たちはロッカールームに戻り練習の準備を整え、一人ずつグラウンドに登場した。コ・ウソクはチームメイトよりも早く姿を現し、別の選手がウォーミングアップする間にチューブトレーニングを軽く行った。
コ・ウソクは首の筋肉痛の状態を問われると、「大丈夫です」と答えた。
続けて、翌9日のオーストラリア戦に登板可能かという質問については、「投げてみないとわからない」と答えた。練習で状態を確認しなければわからない部分だ。
コ・ウソクはウォーミングアップ後、キャッチボールを正常に行うなど、問題ないコンディションに見えた。9日のオーストラリア戦で登板できるかどうかは、最後まで頭を悩ませて決定するものとみられる。
最大の関心事はコ・ウソクの回復具合だ。
コ・ウソクは去る6日、京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズとの強化試合で異変が生じ、途中降板を余儀なくされた。8回一死三塁の状況で、3番目の打者相手に2ストライクを先行した直後に首の後ろの痛みを突然訴え、自ら降板した。そして、首の右後ろ部分の筋肉痛でアイシング治療を受けた。
翌7日には、大阪市内の病院で負傷箇所の状態について精密検査を受けた。
検査の結果、大きな異状は現れなかった。韓国代表の関係者は「検査の結果、異常がないことが判明した。肩周辺の筋肉の単純な筋肉痛だ。コ・ウソクは早いテンポで回復している」と説明した。
コ・ウソクはは昨季KBOリーグで61試合4勝2敗42セーブ、防御率1.48を記録し、セーブ王に輝いた韓国最高の抑え投手だ。150km台の速球とスライダーを武器に相手打者を力で圧倒する。オリックス戦でも最速153kmを記録した。
一日でも早くコ・ウソクが正常なコンディションを取り戻してこそ、9日のオーストラリア戦、そして10日の“日韓戦”という運命の対決で、韓国代表が大きな力を得られる。
(記事提供=OSEN)