自然に、以前よりも低年齢の選手が注目される機会は多くなった。
しかし、途中で脱落してしまう選手がさらに増え、大学選手の多くが2年生になると中退したり、3年生以降は後輩と会うことも恥ずかしく、サッカーをやめてしまうなどの副作用を招くという指摘が出ている。
一部の大学ではサッカー部の運営を放棄する事態まで起きた。韓国サッカー有望株の普及において役割を果たしてきた大学サッカーが、崩壊の危機に追い込まれた。そこで、大学の指導者たちが統営に集まり、声を一つにしたのだ。
だが、彼らの叫びは異例の“ボール回し”によって空念仏に終わる危機だ。去る2月23日、延世(ヨンセ)大学と京畿(キョンギ)大学による春季連盟戦準決勝でその事件は起きた。
当時、延世大学は前半9分に先制ゴールを決めた後、自陣でウォーミングアップをするかのように一部選手がボールをリフティングするなど余裕を見せたのだ。
だが、相手にリードされているはずの京畿大学も、試合に参加する意志がないかのように、選手たちはハーフラインを越えなかった。
このような状況は23分近く続いた。結局、試合監督官が両大学の監督に注意を払った後、正常に試合が進められた。
試合後、両大学の指揮官が地上波放送を通じて伝えた釈明は見苦しいものだった。