2015年と2016年に2年連続で賞金女王に輝いたプロゴルファーのイ・ボミが、今シーズンを最後に日本女子ツアーの現役を引退する。
今年10月の「NOBUTA GROUPマスターズGCレディース」が最終試合となる。
2月27日、イ・ボミはマネジメント会社を通じて“日本ツアー引退”を伝える文章を伝えた。
イ・ボミは「いよいよ、2023年度シーズンが始まる。私は今年、2023年度のJLPGA(日本女子)ツアーを最後に、日本の舞台からは引退しようと思う」と述べた。
続けて「2011年度を皮切りに、13年間、日本で活動した。振り返ってみると、大変だったけれど楽しくて幸せな時間だった」と振り返った。
また、ツアーが始まるこのタイミングでの発表について、「23年の最後のシーズンをファンの方々と幸せに過ごしたい気持ちで、シーズン開始時点で引退を発表することになった」と説明した。
最後に「今年も最善を尽くす姿で、最後まで最善を尽くすイ・ボミの姿をお見せする」と誓った。
これまでイ・ボミは日本女子ツアーで21勝、韓国女子ツアーで4勝と、通算25勝を記録している。日本での知名度も抜群で、“スマイルキャンディ”の愛称で愛された。
プライベートでは、2019年12月28日に俳優イ・ワンと結婚。イ・ワンの姉は女優のキム・テヒで、キム・テヒは歌手兼俳優のRAINことチョン・ジフンだと結婚している。つまり、イ・ボミはスター夫婦の義妹となった。
イ・ボミの文章全文は、以下の通り。
◇
こんにちは、イ・ボミです。
いよいよ、23年度シーズンが始まりますね。私は今年、2023年度のJLPGAツアーを最後に、日本の舞台からは引退しようと思います。
2011年度を皮切りに、13年間、日本で活動しました。振り返ってみると、大変だったけれど楽しくて幸せな時間でした。
試合にだけ集中できるように、多くのサポートをしてくださった様々なスポンサー、いつも一緒にいてくれたファンの方々、家族よりも家族のようなスタッフの方々、そして競争のなかでも大切な友情を共にしたJLPGAの同僚選手たちに、ここから感謝をお伝えします。
JLPGA引退を決めるまで、本当にたくさん悩んだけど…。23年の最後のシーズンをファンの方々と幸せに過ごしたい気持ちで、シーズン開始時点で引退を発表することになりました。
今年も最善を尽くす姿で、最後まで最善を尽くすイ・ボミの姿をお見せします。
ありがとうございます。
◇イ・ボミ プロフィール
1988年8月21日生まれ。韓国・江原道出身。身長158cm。12歳のころ、当時米国女子ツアーで活躍した朴セリに影響されてゴルフを始めた。2006年に韓国の代表常備軍(代表候補)入りを果たすと、翌年にプロ転向し3年目で初優勝。2011年からは活躍の場を日本に移し、2015年から2年連続賞金女王に輝いた。2019年12月28日、俳優イ・ワンと結婚式を挙げた。
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