2月25日に1部が開幕し、来る3月1日に2部の2023年シーズンが開幕するKリーグでは、1983年の発足から今年で40周年を迎える。
今季Kリーグでは1部でMF江坂任(30、蔚山現代)、MF天野純(31、全北現代モータース)、MF鈴木圭太(25、大邱FC)、MF石田雅俊(27、大田ハナシチズン)、2部でMF西翼(32、ソウルイーランドFC)、MF高橋一輝(26、富川FC 1995)、MF佐藤優平(32、全南ドラゴンズ)と、計7人の日本人選手が韓国の舞台を戦う。
そこで今回は、2023年シーズンのKリーグにおいてこれまでと変化した点を紹介する。
2023年シーズンから、Kリーグ1の外国人選手保有限度が「国籍を問わない外国籍選手5人+アジアサッカー連盟(AFC)加盟国所属選手1人」に変更される。
登録された外国人選手全員を出場選手リスト18人に含めることができるが、試合中の同時出場は「国籍を問わない外国籍選手3人+AFC加盟国所属選手1人」まで可能だ。
外国人選手の保有限度が従来より増えたことで、東南アジア枠は廃止される。
Kリーグ2では従来通り、「国籍を問わない外国籍選手3人+AFC加盟国所属選手1人+東南アジア国籍選手1人」まで保有・出場できる。
忠北清州(チュンブク・チョンジュ)FCと天安(チョナン)シティFCがKリーグ2(2部)に新規参入したことで、今季からKリーグが1部12チーム、2部13チームの計25チーム体制で運営される。
2023年シーズンのKリーグ2は、計13チームがそれぞれ36試合ずつを戦う日程で行われる。
これまではすべての韓国人選手の選手契約が12月31日付で終了することになっており、海外リーグ(春秋制)所属選手が国内にレンタルされる際、短期契約を無図ぶことができなかった。
しかし、今年からレンタルの場合には例外を設け、追加登録期間中にも終了できるよう改正した。
これまで出場停止中のコーチングスタッフは試合中のベンチ着席のみを禁止していたが、FIFA(国際サッカー連盟)の規定に従い、ロッカールームへの出入り、公式記者会見、試合前後のインタビューなど活動範囲を制限する。
監督公式記者会見の場合、監督が出場停止中であれば、その業務代行者が出席しなければならない。
今シーズンからKリーグ全試合が「Coupang Play」を通じてデジタル独占生中継される。
特に「Coupang Play」はKリーグ1の12チームのホームゲームを1回以上「クープル・ピック」マッチで選定し、テレビ中継とは別に直接制作、送出する予定だ。
「クープル・ピック」マッチには最大17台のカメラと各種特撮機器が投入され、プレビューショーやリアルタイムデータ、各種グラフィックが追加され、没入度の高い中継放送が進行される予定だ。
△韓国プロサッカー連盟に登録するチームスタッフのタイプに「スポーツサイエンティスト」を追加した。科学的に選手たちのフィジカルを管理し、指導者の専門性を強化するためだ。
△Kリーグ2のテレビ中継チャンネルに「チャンネルAプラス」が合流した。このため、Kリーグ2のテレビ中継は「チャンネルAプラス」「生活体育TV」「IBスポーツ」の3チャンネル構造となる。
△財政健全化制度を施行し、損益分岐点遵守、選手関連費用の上限遵守、資本蚕食防止などクラブの効率的な財政運営と成長を助ける。
△Kリーグ社会貢献財団を別途設立し、寄付金誘致を拡大してCSR活動を強化する。
(文=ピッチコミュニケーションズ)
前へ
次へ