フライト距離だけで実に1万8000kmだ。丸24時間は機内あるいは空港にいて、何度も時差ボケを味わっただけに、最初は疲れた様子がハッキリと伝わった。しかし、たった一日で「正常なコンディションを取り戻した」と宣言し、国際大会での雪辱を誓った。
2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場する韓国代表の正捕手ヤン・ウィジ(35、斗山ベアーズ)が、格別な心構えを明らかにした。
一日の間にオーストラリア、韓国、アメリカと移動した。去る2月14日(日本時間)、斗山(トゥサン)の春季キャンプであるオーストラリアを出発して韓国に向かい、仁川(インチョン)国際空港から米カリフォルニア州ロサンゼルス、そしてロサンゼルスからアリゾナ州ツーソンと、飛行機だけで3回も乗り越えた。
その後、15日に韓国代表が滞在するツーソンの宿舎に到着したが、当然疲れ果てた様子で、時差適応への苦労が伺えた。
しかし、翌16日になるとヤン・ウィジは明るい表情で代表初練習を消化した。