「守備で残念な姿が…」侍ジャパンと戦う韓国、初実戦勝利も監督を悩ます“改善必須の課題”とは?【WBC2023】

「チョン・ウヨン登板時に守備で残念な姿もあった。このような失策が増えてしまうと大変だ」

「失策や四球で投手がピンチに陥っても交代できない。投球数も増え、制限規定によって翌日の試合にも出場できなくなる。投手はストライクを多く投げなければならず、守備も処理できるボールは上手く処理しなければならない」

今回のWBCでは、米メジャーリーグ(MLB)のようにイニング開始時に登板した投手が最低3人の打者を相手にしなければならない。投手交代も打者3人を相手にして初めて可能となる。四球や失策で打者が出塁すれば、投球数はどんどん増え続け、継投策もこじれてしまう。

「投手が必ず打者3人を相手にしなければならないという規定で頭が痛い。先発もしっかり使わなければならないが、リリーフも上手く使わなければならない。先ほどチョン・ウヨンが登板したときの光景を見ながらも、本当に多くのことを考えた」と、指揮官は継投策がいつにも増して重要な大会であると改めて強調した。

イ・ガンチョル監督

なお、この日韓国代表は相対的に足りない内野陣を捕手を考慮し、KTの内野手リュ・ヒョニン(22)、捕手カン・ヒョヌ(21)を試合に含めた。2人は試合前の練習から代表選手とともにプレーし、試合中も後半から交代出場していた。

イ監督は「今日は捕手としてイ・ジヨンだけを使うことにした。ヤン・ウィジはあまりに遠いところから来たため、適応するためには時間を与えなければならないと見ていた」とし、「リュ・ヒョニンとカン・ヒョヌがこんなに素晴らしい選手たちと一緒にできる機会がどれほどあるだろうか。若い選手たちのモチベーションにもなるだろう」と話した。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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