女子バレー界の生きる伝説とされる韓国最高選手が引退を示唆。その理由とは…

「女子バレーボール界の女帝」キム・ヨンギョンが現役引退を示唆する発言をして話題だ。

キム・ヨンギョンは2月15日、仁川(インチョン)で開かれたVリーグ女子部の対ペッパー貯蓄銀行戦後に行ったインタビューで、引退に関する率直な本音を表わした。

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同日、キム・ヨンギョンが所属する興国生命は、キム・ヨンギョンの活躍でセットカウント3-0の勝利を収めて勝ち点63とし、今季初のVリーグ単独首位に立った。

年明けから殺到していた興国生命を巡るあらゆる雑音にもかかわらず、素晴らしい活躍で「応答」したキム・ヨンギョンだが、試合後のインタビューで引退説を否定せず、心配が寄せられている。

この日、キム・ヨンギョンは一部を認めた。「今シーズンを最後に引退を悩んでいる」という一部の報道に対し、次のように本音を打ち明けたのだ。

「引退のことをまったく考えていないかとなればそれは嘘だ」

「韓国の数え年で今年36歳になる。長い間バレーボールをしてきたのは事実だ。以前から一番高い場所にいる時に席から降りたほうが良いと思った」

引退について悩んでいることは認めたが、その時期についてはまだ未知数だという。

「悩んでいるのは事実だ。それに来年はFAにもなる。みんな楽しみにしている。球団と解決しなければならない問題もあり、まだ考えがまとまっていない。球団とうまく調整して話す」

キム・ヨンギョン

興国生命は先月初め、「方向性が合わない」という理由でクォン・スンチャン前監督を更迭。イ・ヨンス前首席コーチもチームを離れた後、指揮官なしにシーズンを行っている状況だ。

危機の中でも動揺せず奮闘してきたキム・ヨンギョンが引退まで口にするほど複雑な心を表わし、ファンの憂慮も高まっている。

◇キム・ヨンギョン プロフィール

1988年2月26日生まれ。韓国・京畿道出身。身長192cm。興国生命ピンクスパイダーズ所属。小学4年生からバレーを始め、2005年に新人ドラフト1位で韓国Vリーグの興国生命ピンクスパイダーズに加入。その後、JTマーヴェラス(日本、2009年~2011年)、フェネルバフチェ(トルコ、2011年~2017年)、上海ブライトユーベスト(中国、2017年~2018年)、エジザージュバシュ(トルコ、2018年~2020年)と海外を転々とし、2020-2021シーズンは11年ぶりに復帰した興国生命で活躍、退団後は上海ブライトユーベストでプレーし、2022年6月に興国生命に再復帰した。東京五輪ではキャプテンとして女子バレー韓国代表をベスト4に導いた後、2021年8月12日に代表引退を発表。2019年8月からは『シッパンオンニ(食パンお姉さん)』という名前でYouTubeチャンネルを運営している。

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