侍ジャパン宿敵・韓国に早くもアクシデント…温暖気候のキャンプ地が異常気象で「氷点下」に【WBC2023】

しかし、今年は特に冷たい風が長く吹いている。先週までは正常気温を取り戻したようだったが、再び寒さが訪れた。ツーソンの気象庁は「厳しい寒さによる凍結に注意せよ」という災害メールを送り、安全への注意を強調した。

NC所属で数年間、ツーソンでのキャンプを経験しているク・チャンモも、「2019年頃に雪が降ったことはあるが、この時点ではいつも天気が良かった。今年は特におかしいと思う」と当惑した表情を浮かべていた。

良い天候のなかでコンディションを100%まで仕上げなければならないのに、環境がついてこない。代表合流に先立ちツーソンで練習していたイ・ウィリ(20)とソ・ヒョンジュン(21)はすでに風邪を引いた。より注意を払いながらWBCを準備しなければならない。

来る17日にはNCとの練習試合も行うが、この日も予想最低気温は氷点下3度とされている。

このため、韓国代表は練習と試合の時間を最大限後ろに延ばした。室内でウェイトトレーニングを先に行い、11時頃にグラウンドに出る。NC戦の開始時間も13時とした。日中の最高気温13度に合わせて実戦に臨む。

幸い、18日からは正常な気温に戻る。日中の最高気温が24度まで上がるのだ。韓国代表率いるイ・ガンチョル監督は「次のターンから天気が良くなるという。明日さえ過ぎれば大丈夫だと思う」と話した。

数人が風邪を引いた投手陣と違って、野手陣は正常なコンディションで代表に合流した。

イ監督は「野手たちは皆、よく準備した。ただ、投手たちは天候面もそうだし、少し時間がかかりそうだ。明日のNC戦に出る人は手を挙げろと言ったら、誰も手を挙げなかった」と笑いつつ、「投手たちはコンディションを上げるのに気を遣うだろう。今日はヒョンジュンがブルペンピッチングをしたが、風邪を引いたがボールは大丈夫だった。声がよく出ないだけで体調は良いという」と話した。

コ・ウソク

17日のNC戦は7イニングの試合で行われる。韓国代表は投手1人が1イニングずつを引き受けて投げる計画だ。

キム・グァンヒョン(34、SSGランダース)、コ・ヨンピョ(31、KTウィズ)、チョン・チョルウォン(23、斗山ベアーズ)、ウォン・テイン(22、サムスン・ライオンズ)、チョン・ウヨン(23、LGツインズ)、イ・ウィリ、コ・ウソク(24、LGツインズ)が代表初の実戦投手として出場する。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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