昨シーズンの活躍を見れば文句のない抜擢だった。所属するキウムが韓国シリーズまで進出できたのは、イ・ジヨンという存在がいたからにほかならない。
イ・ジヨンのポストシーズン打率(ワイルドカード除く)は0.312(125打数39安打)だ。出塁率も準プレーオフ通算0.387、プレーオフ通算0.367、韓国シリーズ通算0.347を記録した。本塁打はないが、大舞台で強さを発揮できる底力がある。
WBC韓国代表を率いるイ・ガンチョル監督もイ・ジヨンを高く評価する。「正捕手はヤン・ウィジで考えている。バックアップは昨年のポストシーズンを見て、年齢はあるがイ・ジヨンが良く動けていた。チン・ガプヨン・バッテリーコーチと多く相談した。誠実で、実力的にも抜けがない選手だ」と指揮官は言う。
チン・ガプヨン・バッテリーコーチも、「イ・ジヨンの守備的能力と安定感を高く評価した」と実力を認めていた。
胸に韓国国旗をつけて臨む初の国際舞台となるが、イ・ジヨン本人は特別な覚悟や抱負は特にないという。
「正捕手ではなくバックアップ捕手なので、ただチームの役に立てればと思っています。若い選手たちに自ら近づき、多くの話をしたいです」とイ・ジヨンは語った。
また、「若い投手たちのボールをたくさん受けながら、彼らがどんな長所を持っているのか話し合ってみたいです」と続けた。
最後に、「自分が出場して打撃面で役に立つことができれば良いですが、そうではない。守備的な部分で練習をたくさんしなければならない」と意気込んだイ・ジヨンは、「日本の大谷翔平と戦ってみたい」と胸中を明かした。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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