「まったく予想していなかったです」と率直な心境を明かしたキム・ヘソンは、「錚々たる選手があまりに多かったので、ただひたすら待って祈っていました。充実した活躍で代表に貢献したいです」と意気込みを語った。
1999年1月生まれのキム・ヘソンは、高校卒業後の2017年にキウムに入団し、プロ2年目の2018年から主力に浮上した。この6シーズンで着実に打率を上げており、通算打率は0.292としている。打撃面以外に、盗塁王に輝いた経験のある俊足、幅広い守備範囲が持ち味だ。
2021年の東京五輪で初めて韓国代表に選ばれた。初選出だったが大会では6試合に出場し、13打数8安打の打率0.615と目立った活躍を披露した。
韓国代表での優れた活躍と昨季KBOでの打率3割越え、さらには二塁手部門のゴールデングラブ賞受賞と華々しい実績を誇るキム・ヘソンだが、今回のWBCでは代打や代走として出場する可能性が高い。
というのも、自身と同じ二塁手や遊撃手のポジションには、キム・ハソン(27、サンディエゴ・パドレス)やトミー・エドマン(27、セントルイス・カージナルス)といったメジャーリーガーがいるからだ。
それでも、キム・ヘソンは「(キム・)ハソンさんと一緒にプレーできることが嬉しいです」とし、「ベンチで試合の流れを見ながら、(自分なら)どうすれば良いのかを常に考えていなければならないと思います」と話した。
WBCで一番戦いたい相手はアメリカと日本だ。特には日本が誇る“二刀流”との一発勝負を期待している。
キム・ヘソンは最後に「(日本の)大谷翔平と戦ってみたい。彼がどんな選手なのか、直接この目で見てみたい」と力強く語っていた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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