世界陸上、韓国人初のメダリスト誕生も…“8年越しのメダル授与”の珍事

2019年10月02日 スポーツ一般

2019年世界陸上競技選手権大会が行われているカタール・ドーハのハリファ国際スタジアムで、8年越しのメダル授与が行われる異例の出来事があった。

10月1日、国際陸上競技連盟(IAAF)はキム・ヒョンソプ(34)に“2011年世界陸上”男子20キロ競歩の銅メダルを授与した。

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8年前に韓国・大邱(テグ)で行われた2011年世界陸上において、キム・ヒョンソプは男子20キロ競歩で当時6位(1時間21分17秒)に入賞した。

その後、金メダリストのバレリー・ボルチンと銀メダリストのウラジミール・カナイキン(いずれもロシア)が2016年にそろってドーピング違反で摘発され、キム・ヒョンソプの順位が4位に繰り上がった。

しかし、今年9月20日に当時の銅メダリストであるスタニスラフ・エメルヤノフ(ロシア)もドーピング違反で摘発されたことで、再び順位が繰り上がった。

これにより3位入賞となったキム・ヒョンソプは8年越しに銅メダルを授与され、韓国人選手として初の世界陸上メダリストとなった。

キム・ヒョンソプは「今回銅メダルを受賞し、韓国人初の世界陸上メダリストになれた実感が湧いてとてもうれしい」と8年越しのメダル授与に喜びを表し、「今大会でも最善を尽くしたい」と覚悟を述べた。

(写真提供=韓国陸上競技連盟)8年越しに銅メダルを授与されたキム・ヒョンソプ

キム・ヒョンソプは来る10月5日、“2019年世界陸上”の男子20キロ競歩にチェ・ビョングァン(28)とともに出場する。

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