1月4日に等々力陸上競技場にて、青森山田と神村学園による「第101回全国高校サッカー選手権大会」準々決勝が行われた。試合は2-1で神村学園が前回大会の王者・青森山田を破り、準決勝に駒を進めた。
「強い鹿児島を取り戻す」
この日、神村学園の監督代行を務めた栢野裕一コーチが、有村圭一郎監督とずっと話をしてやってきたことだった。
「青森山田が往年の鹿児島実業みたいな感じで、黒田(剛)先生も松澤(隆司)先生から学びながらということだったし、僕らも松澤先生の教え子。そういうサッカーをしてきて、ここで時代を変えたいというか、また違うサッカーで日本サッカーを盛り上げていきたいねと、話をしてきた」
空中戦も含めて相手を押し込むサッカーというよりは、ボールを動かしながら相手を崩していく、空中戦の強さもやりながら、地上戦もやるというのが、神村学園のサッカーであると説明した。
「今日、こうして新しい時代というか、一つの歴史を作った部分もあるので、あらためてここから強い鹿児島を取り戻せたらと思っている」
(文=玉 昌浩)
前へ
次へ