RFUのアレクサンデル・デュコフ会長は最近、アジアサッカー連盟(AFC)への転籍の可能性について言及した。
デュコフ会長は「我々には欧州の大会に出場する条件が整っていない。国際大会に出場できる別の方法を探さなければならない。AFCは我々を受け入れることができる。選手たちが国際大会に出場する唯一の方法だ」と強調した。
RFUは27日の会議を通じて、UEFA脱退とAFC加入に関する最終決定を下す意思も明らかにした。
ロシアのAFC転籍が現実のものとなれば、アジア諸国は緊張せざるを得ない。
来年のアジアカップに出場できるだけでなく、W杯本大会出場をめぐって正面対決を繰り広げなければならない。2026年北中米W杯からアジアの出場枠が従来の「4.5」から「8.5」に増えるとしても、ロシアという強力な競争相手が増えるわけだ。
もちろん、FIFAがロシアのAFC転籍を認めるかは未知数だ。FIFAはロシアを国際舞台から除外する選択を下したが、AFCが独断でロシアを受け入れる判断を自主的にすることは難しい。
それでも、ロシアの動きにはアジア諸国も注目しなければならない。ロシアが例えウクライナ侵攻が終わった後もAFC加盟を要求するのであれば、AFCもFIFAも拒否する名分がなくなるからだ。
別の大陸連盟に転籍するケースでは、オセアニアサッカー連盟(OFC)所属から2006年にAFCへ転籍したオーストラリア、またAFC所属から2002年にUEFAへ転籍したカザフスタンなどがある。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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