“96年組”の飛躍に“至宝”の台頭まで…韓国代表、W杯ベスト16敗退も4年後がすでに期待できる理由

ファン・ヒチャンはハムストリング負傷の影響でグループステージ第1~2節に出場できなかったが、第3節ポルトガル戦では後半の途中出場からアディショナルタイムに決勝ゴールを決め、チームをベスト16に導いた。出場時間は長くなかったが、誰よりも強烈なインパクトを残した。

ファン・インボムは“皇太子”という別名らしく、代表のエンジンとして活気を吹き込んだ。一層円熟味を増したゲームコントロールと献身的なプレーで、パウロ・ベント監督がなぜ自分を信頼するのかを活躍で証明した。

キム・ミンジェは言うまでもない。ふくらはぎの負傷で本来のパフォーマンスを発揮できる状態でなかったのが残念だが、それでもハイレベルなプレーで後方からチームを支えた。

彼らナ・サンホ、チョ・ユミンも加えた5人は、4年前に行われた2018年ジャカルタ・アジア大会のメンバー。決勝で日本を破り、金メダルを獲得した主役たちだ。

金メダル獲得によって兵役特例の恩恵を受け、自由に欧州に進出できるようになった。そして、時の流れとともに急速に成長し、代表にもポジティブな影響をもたらした。

左からナ・サンホ、ファン・ヒチャン、キム・ミンジェ、ファン・インボム、チョ・ユミン

FWソン・フンミン(30、トッテナム)やFWファン・ウィジョ(30、オリンピアコス)、MFイ・ジェソン(30、マインツ)らに代表される1992年生まれの世代が前でチームを引っ張ったとすれば、1996年生まれの彼らは後方でチームを支える役割に徹した。

1996年生まれの世代は4年後、満30歳の年齢で次のW杯を戦うことになる。選手として熟した技量を世界の舞台に誇示するときだ。次のW杯まで、彼らが代表の主軸の役割を果たすことは明らかだ。

​​​​​台頭した“大型ストライカー”と“至宝”

 

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