新天地オリンピアコスで未だ今季無得点と苦しむファン・ウィジョだが、パウロ・ベント監督の信頼を受けてW杯初戦で最前線を任された。ファン・ウィジョ自身、初のW杯ということで気合も十分だったはずだ。
しかし前半33分、韓国代表にとってこの日最大の決定機と言えた得点チャンスを逃した。
当時、ペナルティボックス右側でパスを受けたDFキム・ムンファン(27、全北現代モータース)が、グラウンダーの鋭いパスをゴール前に送る。これにフリーだったファン・ウィジョが反応したのだが、ダイレクトで放った会心の右足シュートは無情にもクロスバーの上を超えてしまった。
結局、韓国とウルグアイともに枠内シュート0本に終わった試合は0-0の引き分けで終了した。
試合直後、フラッシュインタビューに応じたファン・ウィジョは「ムンファンが良いパスを送ってくれた。ふかさないように打とうとしたが、ボールが浮いてしまった」とし、「努力したが上手くいかなかった。残念だ。次の試合では確実に決めて見せたい」と伝えた。
W杯初ゴールとはならなかったが、ファン・ウィジョは試合中、守備で前線からプレッシャーをかけ続けていた。ウルグアイが簡単に前進できないよう、献身的な守備でチームに貢献した。
「僕たちが4年間準備したサッカーを上手く見せることができた。同じチームで同じスタイルをチームを貫き、しっかり準備した結果が出た」と満足感を示したファン・ウィジョ。
「残念なのは攻撃陣だ。(ゴールを決められず)チームメイトに申し訳ない部分がある。もっと集中できていればよかった」とし、「次の試合でチャンスがあれば、得点チャンスで今まで以上に集中力を高めたい」と、次節での得点を誓った。
なお、韓国代表は来る27日、エデュケーション・シティ・スタジアムで行われる第2節でガーナ代表と対戦する。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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