ソン・フンミンは今月2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節のマルセイユ戦で、相手DFと競り合う過程で相手の肩が顔面に強く直撃し、前半29分で交代を余儀なくされた。ただ、試合後にチームメイトとともに集合写真に写っていたため、重傷ではないとの見通しがもたれていた。
しかし、試合翌日に行った精密検査の結果、ソン・フンミンの負傷が眼窩骨折であることが明かされた。トッテナムは「ソン・フンミンが骨折した左目周辺の部位を鎮静させるために手術を受ける予定だ」と発表し、その2日後の4日に手術を行った。
眼窩骨折は通常、手術後に最低4週間以上の回復期間を設けなければならないことで伝えられていた。そのため、トッテナムはもちろん、カタールW杯を控えた韓国代表にとっても、ソン・フンミンの長期離脱の可能性に懸念を示していた。
そんななか、自身3度目のW杯出場を目指すソン・フンミンは、現地医療陣との話し合いの末、手術日を通常よりも前倒しした。
KFA関係者は、「まだ手術が終了した段階だ。現時点でW杯出場可否について議論することは早い」とし、「代表医務チームがトッテナムとソン・フンミンの状態について継続してコミュニケーションしている」と伝えた。
なお、韓国代表は来る11日に国内でアイスランド代表とW杯前最後の強化試合を行った後、翌12日にメンバー26人を発表する。現在はシーズンが終了した国内Kリーグ組を中心にキャンプを行っている。
本日(5日)は負傷でリハビリ中のDFキム・ジンス(30、全北現代モータース)、DFキム・ムンファン(27、全北現代モータース)、風邪による体調不良から回復中のDFキム・テファン(33、蔚山現代)を除く22人で正常通りトレーニングを実施した。
前日までソン・フンミンの負傷のニュースでやや沈んだ雰囲気にあったが、手術が成功的に行われたニュースを受け、明るさを取り戻した様子だった。
韓国代表は本日午前のトレーニング以降は外泊を許可し、選手たちは翌6日に休息を取る予定だ。
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