2019年プレミア12の最大の話題は野球韓国代表の世代交代だ。
野球韓国代表のキム・ギョンムン監督は9月3日、プレミア12予備エントリーリストを発表した後、30代前半選手らにリーダーの役割を一任し、チーム最年少格の20代前半選手たちの活躍に期待を寄せた。
蚕室(チャムシル)の某所で記者たちの前に姿を見せたキム監督は、「まだ最終エントリーではない。それでも、パク・ビョンホ、キム・ヒョンス、ヤン・ウィジなど30代前半や半ばの選手が兄貴分的な役割をすることについて、前から思っていた。これまで代表チームのコーチたちや技術委員会と会って意見を交わしながら、60人のエントリーを決定した」と明らかにした。
【関連】 韓国球界に復帰する元阪神オ・スンファンへの“厳しい視線”が消えない理由
「2008年北京五輪当時、キム・ヒョンスが一番年下だったが、いつのまにかベテランになった。私も感無量だ」と笑いながら続けた。
「彼らはこれまで着実に代表チームの試合をこなしてきただけに、後輩たちをうまくリードしてくれるものと信じている。
代表チームというものは年齢がどちらか一方に偏ってはならないと思う。30代前半や半ば、20代半ばや後半、そして20代前半まで3段階に年齢帯を分けて代表チームを調和させた」
こうした方針は来る10月3日に発表する28人の最終エントリーでも適用されるという。すなわち、代表チームの世代交代を念頭に置いて長期的な視野でエントリーを構成するということだ。
キム・ギョンムン監督は悩みが多いはずの投手陣戦略も立てている。前日にもチョン・ミンチョル投手コーチと投手を議論したキム監督は言った。
「キム・グァンヒョンとヤン・ヒョンジョンはこれまで立派なキャリアを積んできたベテランであり、韓国を代表する投手だ。 両投手が先発登板した際は正攻法で行く予定だ。
ただ、他の投手が出るときは1+1など、ブルペン陣をたくさん準備させる方向になるのではないかと思われる。今のところ、13人を投手で選ぶつもりだ。シーズンが終わるまで投手らを注意深く観察する。
抑え投手も悩んでいる。今、良い成績を出している投手が代表チームに選ばれ、抑えを引き受けることになるだろう。国際大会の経験は足りなくても、試合に臨む姿勢と度胸をよく見守り、締めくくりの投手を指名する」と話した。
新しいスター誕生への期待も隠さなかった。
「エントリーに入ったい・ジョンフとカン・ペクホのような選手は、韓国野球の宝のような存在だ。
まだ最終エントリーではないが、今回の代表チームには20代前半の若い選手たちを必ず含める。代表チームに新しいスターが誕生すると信じる。これから韓国野球をリードする若いスター誕生を期待してほしい」
なお、メジャーリーグのチェ・ジマンがエントリーから外されたことに関連しては「メジャーリーグ40人のロースターに入った選手はプレミア12に参加できないということを最終確認した。チェ・ジマンを除くしかなかった」と残念がった。
最後に、キム監督は今月11月6日から開かれるプレミア12・グループCの対戦相手であるカナダとキューバの戦力チェックも念頭に置きつつ、「ペルーで開かれるパン・アメリカ大会を通じてカナダとキューバの試合を直接見た。 カナダに良い投手がいた。キューバは日本のプロ球団所属の選手がかなりいた。相手投手が良ければ試合が難しくなる。 それでも韓国選手の底力を信じてうまく準備する」と意気込みを語った。
前へ
次へ