日本代表MF堂安律の獲得を合意したオランダの名門クラブ、PSVアイントホーフェンが韓国で議論の的になっている。
PSVは8月28日(日本時間)、公式SNSを通じて「堂安律がアイントホーフェンのユニホームを着るになった。メディカルテストが行われ、加入手続きは数日以内に完了するだろう」と発表した。
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問題は、堂安の加入ニュースの際に掲載された“画像”だった。
堂安がPSVのユニホームを着ているイラストが公開されたのだが、その壁紙に旭日旗が描かれていたのだ。PSVは抗議を受けると、急いで旭日旗の模様を差し替えた。謝罪はしなかった。
PSVは韓国のサッカーファンにも、よく知られているチームだ。日韓W杯で韓国を4強に導いたフース・ヒディンク監督が指揮を務めたクラブであり、パク・チソンやイ・ヨンピョが所属したチームでもある。そのため韓国ファンたちの失望感は、さらに大きい。
旭日旗をめぐる議論は、サッカー界で絶えず続いている。
Jリーグはもちろん、アジアカップやワールドカップなどの国際大会でも旭日旗が登場するのが常だ。ドイツ・ナチスの象徴であるハーケンクロイツとは異なり、ヨーロッパで認識が不足しているためと考えられる。
2018年5月に行われたアトレティコ・マドリードとアーセナルのチャンピオンズリーグ準決勝で、アトレティコ・マドリードのファンが旭日旗を応援ツールとして使用したこともあった。今年7月にスペインメディア『マルカ』がバルセロナの日本ツアーのニュースを伝えた際、写真の背景として旭日旗を使って議論になった。
さらには国際サッカー連盟(FIFA)もロシアW杯当時、公式SNSに旭日旗の応援写真を公開して抗議を受け、9時間後に写真を差し替えている。
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