イ・ガンインは9月21日、オンラインで行われた記者会見に出席。
今季の活躍の秘訣として、「所属チームの監督(ハビエル・アギーレ)が僕のことを信頼してくれている。試合で着実にプレーできることが重要だ」と明かした。
何より、イ・ガンインはワールドカップ出場への意欲を隠さなかった。「メンバーが発表されるたびに期待はしていた。それでも、所属チームで良い活躍を見せ続ければ、(自分を)必ず招集してくれると信じていた。ワールドカップに出場したい気持ちは、サッカー選手であれば当然のことだと思う。最も出場したい大会の一つだ」とし、「今回の招集で自分が代表に必要な選手であり、助けになれるということを証明したい。良いパフォーマンスを見せられればワールドカップにも出られると思う」と力を込めた。
また、これまで課題とされてきた守備面については、「チームの役に立とうと頑張っている。常に同じマインドで試合に臨んでいる。試合をこなすうちにプレーが良くなっていると思っている」と自信を示した。
イ・ガンインは現在、マジョルカで2トップの一角の役割を担っている。しかし、韓国代表で用いられるフォーメーションは主に1トップだ。つまり、イ・ガンインが2列目で起用された際、FWソン・フンミン(30、トッテナム)やFWファン・ヒチャン(26、ウォルヴァーハンプトン)などとどのようなシナジー効果を発揮するかも注目が集まっている。
ソン・フンミンとイ・ガンインが代表戦で一緒にプレーしたのは、2020年11月17日のカタール代表戦が最後だ。
「(ポジションについて)特に考えたことはない。ポジションを決めるのは監督だ。どこでプレーするとしてもチームの役に立ちたい」というイ・ガンインは、「(ソン・フンミンは)素晴らしい長所をたくさん持ち、チームの役に立つ選手だ。最大限(ソン・)フンミンさんをサポートしたい。一緒にプレーできる機会が与えられれば、良い姿をお見せできると思う」と笑みを浮かべた。
とはいえ、今回の招集が直ちに11月のカタールW杯本大会出場を保障するものではない。2列目であればなおさらポジション争いは激しく、2度の強化試合を通じてベント監督にアピールをしなければならない。イ・ガンインにとって非常に重要な期間であることは確かだ。
それでも、イ・ガンインは「チームの役に立つなら専門キッカーであっても務めたい」とし、「最も重要なことはチームの役に立てるかどうかだ。チームのプラスになりたいし、最善を尽くして最上の姿を見せたい。最大限早くチームに適応し、良い姿を見せたい」と意志を固めた。
なお、韓国代表は23日に高陽(コヤン)総合運動場でコスタリカ代表、27日にソウルワールドカップ競技場でカメルーン代表と対戦する。試合はいずれも20時キックオフ予定だ。