CL初戦でも沈黙…ソン・フンミン、開幕7試合で無得点も前を向く「こうした状況が僕を強くする」【現地取材】

「こうした状況が僕を強くする」

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2022-2023シーズン開幕から公式戦7試合連続無得点の韓国代表FWソン・フンミン(30、トッテナム)が、自身の現状を冷静に分析した。

ソン・フンミンは9月8日(日本時間)、ホームのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループD第1節のマルセイユ戦に先発出場し、後半41分までプレーした。

試合はブラジル代表FWリシャルリソン(25)の2ゴールでトッテナムが2-0と勝利したが、ソン・フンミンの待望の今季初ゴールは生まれなかった。

それでも、決定的な場面は引き出した。

後半開始2分、イングランド代表FWハリー・ケイン(29)のスルーパスに反応してDFラインの裏に抜け出したソン・フンミンは、相手のコンゴ代表DFシャンセル・ムベンバ(28)のタックルで倒される。これに主審は一発退場を宣告し、トッテナムは数的優位を得た。

CLグループステージ初戦を無事に勝利したトッテナムは、フランクフルトに3-0で勝利したスポルティングに続き組2位につけた。

(写真=現地通信員撮影)

「発展し続けなければならない」

試合後、ミックスゾーンで取材に応じたソン・フンミンは、「最初から難しい試合だった。(マルセイユは)国内リーグで非常に良いプレーを見せているチームだ。“いつも最初のボタンが重要だ”という言葉があるが、今日の試合を通じて多くを学ぶことができた。称したことに満足している」と伝えた。

後半開始前には同じ左サイドのクロアチア代表MFイヴァン・ペリシッチ(33)と会話をしていたソン・フンミン。このことについては、「常にどのように動くべきかという話を交わすことが重要だ。試合中はコミュニケーションが難しいので、始まる前に“こうやってみよう”と話した」と述べた。

また、攻撃志向の強いウィングバックのペリシッチとのコンビネーションについては、「彼は元々ウィングの選手だ。ただ、トレーニングのときから(選手同士で)どのポジションでどのように動くべきか決まっているので、大きな問題はない」と伝えた。

(写真=現地通信員撮影)試合後、ミックスゾーンで取材に応じるソン・フンミン

ソン・フンミンはプレミアリーグ序盤6試合及び今回のCL初戦を合わせ、今季開幕7試合で無得点に終わっている。

それでも、「もし僕が試合中にチャンスを作れずにいたら心配するかもしれない。でも、チャンスは作っている。あるときは(得点チャンスで)運が伴わなかった」とし、「こうした状況が僕を強くするだろう。これからも発展し続けなければならない部分だ」と前を向いた。

トッテナムは来る11日、アウェーのエティハド・スタジアムで行われるプレミアリーグ第7節でマンチェスター・シティと対戦する。

ソン・フンミンは「中2日で試合を戦うので、上手く回復することが重要だ。よく寝てよく食べて、チームとして最高のパフォーマンスを披露したい」と意気込みを伝えた。

◇ソン・フンミン プロフィール

1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けていた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。愛称は“Sonny(ソニー)”。

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