ムゴシャのヴィッセル神戸移籍の影響も払拭!韓国Kリーグ万年下位の仁川が大躍進を見せている理由

2022年09月07日 サッカー #Kリーグ
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今シーズンの仁川(インチョン)ユナイテッドは、韓国Kリーグ1(1部)で疑いの余地のない“強豪”の一角に位置している。

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仁川は第30節終了時点で12勝11分7敗の勝ち点47を記録し、12チーム中4位につけている。

スプリット方式のKリーグ1では第33節まで3回総当たりで行い、第34~38節を上位(1~6位)と下位(7~12位)の2グループに分けての1回総当たりで行う。

仁川は下位グループ最上位の7位・江原(カンウォン)FC(勝ち点39)と8ポイント差を離しているため、大きな異変がない限りは上位グループに進出できる見通しだ。上位でも3位の浦項(ポハン)スティーラース(勝ち点48)とはわずかに1ポイント差のため、逆転の可能性もある。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)仁川ユナイテッド​​​​​

仁川はKリーグに昇降格制度が導入された2013年に上位グループ入りして以降、2021年までの8シーズンで下位グループにとどまった。

ほぼ毎シーズンで降格圏内を戦いながら、最終的に劇的な残留を果たすことで“残留王”の異名も付けられたが、今季は残留ではなく、むしろ来季アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得を狙えるチームに変貌している。

今のペースであれば、仁川は2013年以来9年ぶりに上位グループ進出を果たすとともに、クラブ史上初のACL出場権獲得も達成できるかもしれない。

首位・蔚山現代とともに唯一の「連敗ゼロ」

今季の仁川を一言で表現するならば「典型的な強豪チーム」だ。

30試合で38得点31失点と攻守のバランスが良い。得点こそ決して多くないが、失点数は首位の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ/26失点)、2位の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)に次いで3番目に少なく、守備面に強みを見せている。

「守備が良ければ優勝する」というサッカー界の格言のように、長丁場のリーグ戦では攻撃よりも守備が大事な局面で重要視される。

仁川は今季リーグ戦18試合14ゴールと大活躍中だったモンテネグロ代表FWステファン・ムゴシャ(30)が、今夏にヴィッセル神戸へと移籍した。

ただ、代わりに補強したブラジル人FWエルナンデス(23)が8試合4ゴール4アシストと大爆発。8月27日の第23節延期分FCソウル戦で右足前距腓靭帯断裂の重傷を負い、現在は戦列を離脱している状況ではあるが、チーム全体でムゴシャ不在の影響は感じられない。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)仁川時代のムゴシャ

仁川が備えた強豪の要件はほかにもある。それは、“連敗”が一度もないという事実だ。

仁川はここまで30試合を消化してきたなかで、一度も連敗を喫したことがない。計7つの敗戦も、連続で負けたことがないのだ。敗れた試合の次戦では4回勝利し、3回引き分けた。

4~5月にはリーグ戦6試合未勝利(4分2敗)のときもあったが、先制や逆転を許しても追いつく粘り強さで着実に勝ち点を積み上げてきた。

危機を克服できる力、そして耐え抜く力があるという意味だ。

そもそも、強いチームというのは連敗をしない。今季のKリーグ1で連敗がないチームは蔚山現代と仁川の2チームだけだ。

全北現代や浦項、済州(チェジュ)ユナイテッドなどの上位陣も軒並み連敗の経験がある。仁川がどれだけ堅固なチームであるかを示す指標と言えるだろう。

去る9月2日、ホームで行われた第29節の江原(カンウォン)FC戦で仁川は0-1と敗れた。過密日程のなかで連敗につながる可能性もある1敗だったが、6日にアウェーで行われた第30節の済州戦で、仁川は優れたパフォーマンスを見せて1-0の勝利を収めた。

経験豊富なチョ・ソンファン監督は、老練ながらも安定したリーダーシップでチームを率いている。まだシャンパンを開けるには早い時期だが、チョ監督体制の仁川が来季にアジアを戦う夢を見ても良い状況に置かれている。

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